小山芳姫
おやまよしひめ
小山芳姫
小山 芳姫（おやま よしひめ）は南北朝時代の女性。
栃木県小山で勢力をはった小山氏第11代当主・小山義政の正室で芳姫は後世付けられた名。
小山義政の乱での死去した伝説の中で登場している。小山義政の正室に関する唯一信憑性のある記録とされるのが埼玉県の鷲宮神社の棟札で、夫と共に寄進を行い、藤原氏女（ふじわらのうじのによ）という名で記載されている。
鷲宮神社棟札、藤原氏女というのが小山芳姫
「芳姫伝説]
栃木市に伝わる小山の鷲城の殿様小山義政の正室「よし姫」の物語。鷲城を逃れたよし姫の悲劇を語る。
小山芳姫YoshihimeOyama 小山よし姫の動画を作成してみました。
小山芳姫に関わる栃木県小山市の鷲城や栃木市の芳姫御堂、埼玉県久喜市の鷲宮神社などの紹介なども
【MMD】芳姫伝説
小山氏の乱
小山氏の乱は南北朝時代後期から室町時代前期にかけて下野守護だった小山義政が鎌倉公方足利氏満に対し、1380年から数度に渡り起こした乱。小山の鷲城や粕尾城などで激戦が展開されました。小山義政が粕尾城近くの赤石川原で自害のあとも長子小山若犬丸は戦い続け、会津で自害するまで乱は17年間続くことになります。
小山義政
おやまよしまさ。小山芳姫の夫で下野守護。嫡流小山家第11代目
http://dic.pixiv.net/a/%E5%B0%8F%E5%B1%B1%E7%BE%A9%E6%94%BF
裳原の戦い・1380（康暦2）年
下野の宇都宮と小山の間の裳原にて二荒山神社の神職を兼ねる宇都宮基綱と小山義政が戦い、宇都宮基綱討ち死に！このことが鎌倉公方足利氏満に反逆行為とみなされ、関東や南東北に小山義政追討令が出されます。小山義政の乱の勃発です！
右のイラストは小山義政・若犬丸の乱において度々戦った鹿島神宮神職鹿嶋幹重
赤石河原～小山義政ゆかりの地動画
栃木県鹿沼市中粕尾の県道15号線の思川の河原。小山義政が最後に篭った粕尾城のそばで長子小山若犬丸を逃す為に鎌倉公方の軍勢と戦いました（1382年4月）
この思川を下ると小山に至ります
鷲城の攻防戦（小山義政の乱）小山若犬丸最期の戦い
小山三城（鷲城・祇園城・長福城）
栃木県小山を中心に武蔵・下総などにも勢力をはった小山義政の本拠は小山市の小山三城（祇園城・鷲城・長福城）などの城郭郡で形成されている。【鷲城】には埼玉県の鷲宮神社を分祠した鷲神社が建てられている。小山義政の乱の際はこの祇園城や鷲城で激闘が展開されている。
小山芳姫に小山三城を案内してもらいました動画
https://www.youtube.com/watch?v=a4BsTPCk43E
小山芳姫に小山三城（祇園城・長福城・鷲城）や中久喜城など栃木県小山市内の
小山家の城を中心に案内してもらいました！
小山市の礎を築いた初代小山政光はもともと鷲宮神社のある武蔵国太田庄の出身で太田四郎政光を名乗っていました。小山政光はその妻寒川尼と共に小山市のイメージキャラクターにもなっています。
長福城・鷲城・鷲神社動画（栃木県小山市）
備中青江（国指定重要文化財刀剣）
小山義政は1378年に鷲宮神社に刀剣【備中青江】（国指定重要文化財）を奉納している。
またこの備中青江のレプリカが埼玉県久喜市鷲宮郷土資料館に展示されている
https://www.city.kuki.lg.jp/kanko/rekishi/kyodoshiryokan/kyodoshiryokan.html
久喜市立郷土資料館の備中青江〈写〉動画
小山市の備中青江複製品
小山芳姫と【備中青江】の故郷にいってきた動画
岡山県倉敷市青江には備中青江の刀匠たちの青江の里がありました
現在でも青江神社や青江の井戸が残っています
小山義政公に離縁される小山芳姫
小山芳姫は最期の時を悟った小山義政公に離縁され実家に帰されてしまいます。しかし、芳姫は義政を慕い、小山義政の後を追って、小山義政の篭る粕尾城に向かいます・・・そこで悲劇が、色と金に目のくらんだ案内訳の農夫の手にかかってしまいます・・・
（粕尾城は思川を遡った栃木県鹿沼市にあります）
粕尾城～小山義政公最後の城
芳姫御堂
栃木県栃木市星野には江戸時代の里人が小山義政の乱の際、命を落とした芳姫を哀れんで建てた「よしひめはかしょ」と刻まれた墓がある。寒沢林道を少し入った場所
近くの大応寺には近世有志が建てた【芳姫御堂】がある
ＪＲ及び東武線栃木駅からコミュニティーバスで40分ほどで最寄のバス停【星野遺跡】につきます
小山芳姫の墓・芳姫御堂周辺地図（栃木県栃木市星野。小山芳姫の墓は栃木100名山谷倉山の登山ルートにあります）
右は小山義政の乱・小山芳姫関連の地図
よし姫御堂の動画（YouTubeより）
小山芳姫の墓（よしひめのはかしょ）動画！
栃木100名山の一つ『谷倉山』の登山ルートのすぐ近くにあります
芳姫の墓のある場所で小山芳姫は欲に目の眩んだ案内役の農夫の手に掛かり命を落としました
【天翁院】下野小山家菩提寺
小山市の祇園城の北にある小山家菩提寺の小山家墓所にも小山芳姫の墓が建てられています
小山安犬
小山義政・若犬丸の乱を題材にした能。反逆者を題材にしているということで長い間廃曲になっていましたが、近年栃木県小山市民の方々によって復活しました小山若犬丸。の自害後、二人の子は鎌倉府に捕らわれ、生きたまま横須賀近くの六浦に沈められますが、この子たちを題材にしています。六浦の近くには二人の物と思われる墓石もあります
金沢八景六浦の伝小山若犬丸二児の墓（神奈川県横浜市金沢区六浦）
日光二荒山神社中宮祠
男体山を御神体とし奥日光の中禅寺湖畔にある日光二荒山神社中宮祠には小山義政が納めた3体の神輿（国指定重要文化財）があります。この御神輿は小山義政と芳姫の死後数年後、日光二荒山神社に収められました
鷲宮神社
南北朝時代後期、小山義政と小山芳姫は埼玉県久喜市の鷲宮神社を再興しています。もともと小山家初代小山政光は鷲宮神社のある武蔵国太田庄の出身で太田四郎政光を名乗っていました。小山家発祥の地なわけです。
南北朝時代から戦国時代の鷲宮神社は城塞化し粟原城とも呼ばれておりました。
鷲宮神社神主が城主を兼ねておりました
下野一宮二荒山神社
栃木県の県庁所在地宇都宮市にある神社。宇都宮城の宇都宮家が神職を兼ねていました。
この二荒山神社の神職宇都宮基綱と小山義政の諍いが裳原の戦い・・・そして小山義政の乱に発展しました。また小山芳姫の実家である可能性もある宇都宮家です。
