転生賢者の異世界ライフ
てんせいけんじゃのいせかいらいふ
概要
『転生賢者の異世界ライフ』とは、進行諸島氏によって書かれたライトノベル。
正式タイトルは『転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~』
かつては小説家になろうにて掲載されていたが、現在は削除されている。
ネット上ではコミカライズ版の宣伝に使われた「俺の魔法の威力がおかしいって 弱すぎって意味だよな?」のセリフで知られる。
該当シーンは『本編序盤にて主人公のユージが冒険者になるための試験の場面』から抜粋したもので、宣伝用に二つのコマとセリフを合わた公式コラージュである。
『気の抜けた表情と共に片手をあげながらセリフ言う場面』を1コマに収めたパロディとして描かれることが多いが、本編にそういった1つのコマは存在しない。
2022年にTVアニメ化が決定。
「原作小説のTVアニメ化」であることを謳っており、風花風花のイラストに忠実なキャラデザが行われている。
ストーリー
異世界に召喚され不遇な職業・魔物使い(テイマー)に就いた佐野ユージが、第2の職業・賢者によって圧倒的な力をえて無双状態で冒険していく。
主な登場人物
佐野ユージ(さの ゆうじ)
CV:小林千晃
本編の主人公で、元々はブラック企業に勤めるしがない社畜だったが、自宅に持ち帰った仕事に励んでいると使用しているパソコンに突然「あなたは、異世界に召喚されました!」というメッセージが表示されたのをきっかけに、異世界に召喚されることになる。
最初は自分が召喚された異世界を『眠っている自分が見ている夢』と思っていたが、後に異世界であることを自覚すると、各地で起こる問題解決及び元の世界に戻るため冒険者として活動していくことになる。
RPG等でおなじみの魔物であり、本編のマスコットキャラ的存在でもある。
異世界に転生して間もないユージが最初に出会い、特に攻撃もせずに死ねばゲームオーバー扱いで夢から覚めるだろうという考えでうつ伏せの無抵抗になった所、懐かれてテイムすることになった。その後は『道中で見かけるスライムをスライムが勧誘して仲間にする』という事が続いていき、現在では100匹を超えるスライムがユージの仲間となっている。
戦闘能力自体は単体では皆無に等しいが、ユージの魔法・スキルによる援護によって
と等いった形で役立つ仲間となっている。
CV:和氣あず未
プラウドウルフ
CV:高木渉
本編序盤で、ユージが出会った狼の魔物。
和訳すると気高い狼といったカッコいい感じになるが、実際はそれに反してとても臆病な性格であり、初対面の時はユージに襲い掛かるもユージの魔法『魔力投網』によって捕縛されると必死の命乞いをするほどである。その後はユージにテイムされ移動要因として活躍しているが、強敵との戦闘の際には我先に隠れてしまうという困ったところもある。だがユージの強さをとても信頼している(本人曰く「ユージさんみたいに強い人の側にいれば他の魔物に襲われずに済む」)からかユージを見捨てて逃げたり裏切ったりするようなことは絶対にしない。
スラバード
本編中盤にて、ユージが出会った鳥(見た目は鳩に近い)の魔物。
凶暴な鳥型のモンスター『コカトリス』の毒によって動けなくなっていた所を、飛行能力のある魔物をテイムするべく探し求めていたユージ一行(厳密にはスライム)が偶然発見した。
その後ユージの回復魔法によって解毒され、共生関係にあるスライムの勧誘もあり、テイムされてユージの仲間になる。
名前の通り、スライムとは『スライムはスラバードに雨宿りの場所を教える』『スラバードはスライムを乗せて空を飛ぶ(厳密には足でスライムを掴んで)』といった感じに協力し合う共生関係にある。仲間になってからは偵察要員のスライムを交代させる時等で役立っている。
エンシェント・ライノ
ユージが冒険者パーティに同行して、サイの魔物『ルイジア・ライノ』を探している中で(偵察を行っていたスライムが)発見したサイの魔物。
強力な封印や呪いを幾重にもかけられているため最大HPが1と表示される程に弱体化していたが、ユージ(とスライム)の尽力によりその殆どが解呪されたことで本来の力を取り戻す。名前の通り古代から生きている魔物なだけあって戦闘能力は極めて高く、強い魔物であるルイジア・ライノを新幹線レベルのスピードでの突進からの角の突き上げだけで倒してしまう程。
ユージに救出してもらう過程でテイムされるが、解呪され本来の力を取り戻してからはそのまま仲間となり、忠臣の如くユージを「主(あるじ)」と呼び慕う心強い戦力となった。