概要
正式名称は『失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~』。
2016年12月、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載を開始。作者は進行諸島氏。2020年7月6日に作者の多忙により更新が困難になったことから他の作品とまとめて削除される。
後にGA文庫から書籍化。既刊17巻。イラストは風花風花氏が担当。
ガンガンONLINEから漫画版が出版。既刊23巻。肝匠&馮昊氏が作画を担当。
最強の魔法使いになるために未来に転生した賢者が、刻まれた「失格紋」とともに低レベルな未来の世界で実力を発揮する異世界ファンタジー。
J.C.STAFFの手によってテレビアニメ化されることになり、2022年冬アニメとして放送された。
また、『〜導刻の冒険譚〜The Ultimate Reincarnation』のタイトルで2022年3月17日にスマホゲームとしてサービス開始・配信された。
あらすじ
とある世界に、魔法戦闘を極め【賢者】とまで称された者がいた。しかし、彼は『自分に刻まれた紋章は魔法戦闘に向かない』という現実に直面する。そこで彼は、自らの魂を封じて未来に転生し、『魔法戦闘に最適な紋章』を持つ少年・マティアスに生まれ変わることに成功する。
しかし、未来でその紋章は「失格紋」扱いされて周囲から嘲笑されていた。
『魔法戦闘に最適な紋章』を「失格紋」扱いする、低レベルな魔法理論が跋扈する世界。
「失格紋」を持つマティアスは、かつて【賢者】と呼ばれた実力を続々発揮していく!!
登場人物
- マティアス=ヒルデスハイマー(CV:玉城仁菜)
- ルリイ=アーベントロート(CV:鈴代紗弓)
- アルマ=レプシウス(CV:白石晴香)
- 暗黒竜イリス(CV:井澤詩織)
スピンオフ作品
『殲滅魔導の最強賢者』という、ガイアス時代を描いた作品も存在する。
ただし、「失格紋」の時代に初めて人間形態となったはずのイリスがガイアス時代にすでに変身している、共に戦える仲間がいなかったはずのガイアスがロイター、ユリル、イリスとパーティーを組んでいるなど、「失格紋」とは設定にずれがある。
作者も同作品を前世のストーリーであるとは明言しておらず、前世を描いたというよりはガイアスが転生ではなく仲間を集める方法を選択していたらというストーリーであると考えられる。
なろう原作消化RTA
アニメ版では描写がギャグ寄りにアレンジされている他、総集編と見間違えるような凄まじい構成で、視聴者からは『8倍速アニメ』『なろう原作消化RTA』などと呼ばれている。
第1話ではコミカライズ版における1話から3話までのエピソードをほぼ全カット、4話から7話までのエピソードを各6分に詰め込んだような内容で、第2話では前回までのあらすじ内にカットされたエピソードを捻じ込み、一気に10話まで消化してしまった。
その後は概ねアニメ1話につきコミカライズ3話のペースで消化しており、おそらくはイリスの出番を1クール内に確保するための処置だったと思われる。
関連動画
関連タグ
進行諸島 小説家になろう GA文庫 マンガUP! 2022年冬アニメ 異世界転生
関連・類似作品
- 転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~……同作者による賢者繋がりの作品。こちらも同年にテレビアニメが放送されたほか、コラボイラストも公開された。但し厳密には異世界召喚であるため一種のタイトル詐欺にもなっている。
- たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語……1年前の冬に放送されたアニメ作品で、原作ラノベレーベルや映像ソフトメーカー、製作スタッフの一部、主人公がショタなどとそれぞれ共通している。
- 天才王子の赤字国家再生術……やはり原作ラノベレーベルや映像ソフトメーカーが共通している同時期のアニメ作品。
- 賢者の弟子を名乗る賢者……こちらもタイトルに「賢者」が付く同時期のアニメ作品。