プロフィール
概要
本編の主人公マティアスが序盤にて父との約束で『王立第二学園』の入学試験に特待生で合格するため王都に向かい、試験日の前日に、入学試験で必要な剣を調達するため向かった『王立第二学園』のある王都にある『ベイスの鍛冶屋』で出会った少女。
『アーベントーロト家』の令嬢であり、親友のアルマ曰く「剣術も魔術も実力は折り紙付き」と言わしめるで、それはマティアスも「良い腕だ!」と感心する程である。
親友のアルマと共に『王立第二学園』の入学試験を受けるために王都に向かう途中、魔物と遭遇してしまいアルマを庇って戦った所、剣が折れてしまい代わりとなる上質な剣(魔剣)を調達するため、アルマが『ベイスの鍛冶屋』の店主に交渉するも「普通の剣ならともかく魔剣は鍛造できない」と断られてしまう。
そこへ、アルマが偶然店にいたマティアスに「魔法付与ができないか?」と尋ねたのがきっかけで、ルリィもマティアスと知り合う事になる。
お互いに好みのタイプだった(ルリィはマティアスを見て赤面し、マティアスもルリィを見て心の中で「か かわいい…!!」と言わしめる程)ようで、初対面のマティアスに自己紹介した次には「わ 私 婚約者や彼氏はいませんから!」と言い切ってしまうなど、恋愛は初心者及び奥手なようである。
そしてそんな会話の中で完成した剣にマティアスが
【魔力調律】(金属の魔力と魔石の魔力の双方を同調する工程で、魔法付与をする前に絶対に省略してははいけない工程でもしこれを怠ると『焼き入れを知らない鍛冶屋が作ったような粗悪品になる』らしい。)
を経て【強靭化】と【斬鉄】が付与ざれた結果……
手応えを感じない程に丸太を容易く斬る程の切れ味と、刃が石床に深く突き刺さる程の鋭利さを兼ね備えた国宝級の魔剣が完成した。
(なお、この世界では複数付与そのものが超高等技術のようで、マティアスが付与した魔法を説明した際には頼み込んだアルマやルリィどころか店主すらも驚き、終いには「全財産払うから店の剣にも付与してくれ!」と頼み込んでしまった)
翌日の入学試験当日はマティアスの魔法付与で造られた魔剣でルリイは剣術の実技試験で試験官の剣の刃を(防御しながら)三度も切り落として使用不能にして降参させるという規格外の活躍を見せる。
そしてその後は魔術の実技試験を経て、アルマやマティアスと共に合格し、以後同級生及びマティアスの仲間として活動していくことになる。
なお、前述の通り剣術も魔術も優れてはいるがルリイ本人は付与魔法を志望しているのもあり、マティアスの教授(栄光紋は付与魔法が4種ある紋章の中で最も優れている)も経て、戦闘では白魔法師の如く付与オンリーで付与術師として援護に徹している。
余談
他作品だったら間違いなくメインヒロインポジションのキャラクターなのだが、作者である進行諸島氏が恋愛描写は苦手という短所があるため、本編では主人公のマティアスとのロマンスは前述の序盤以外は一切なく、『マティアスの仲間』で定着しているのが現状である。
ガイアスの時代を描いた『殲滅魔導の最強賢者』には同姓の「ユリル=アーベントロート」という人物が登場している。