概要
スズメバチに酷使した姿の「アピス・ウェスパ」とミツバチに酷似した姿の「アピス・メリトゥス」の2体が登場している。
どちらも人間を生きたままの状態で無機物と融合させる能力を持っており(木や蜜蝋などを原料に蜂が巣作りをするからであろうか?)、この能力で“人間を壁やコンクリートに埋め込んで窒息死させる”という不可能殺人を引き起こしていた。
各個体
アピス・ウェスパ
「アギト!」
CV:塩野勝美
スズメバチによく似た姿を持つ超越生命体。第22話に登場。
個体名の意味はズバリ“スズメバチのハチ”。
身長206cm、体重154kg。
スズメバチの怪人だけあり攻撃的かつ獰猛な性格で、ビーロード共通である人間を生きたまま無機物と融合させてしまう能力を有しており、優れた跳躍力と俊敏な動きを誇る。
この跳躍力と俊敏な動きで敵を翻弄し、『煉獄の針』とよばれるハチの毒が含まれたレイピアで突きさす戦法を得意としている。なお、このレイピアで突かれた者はアナフィラキシーショックを引き起こして即死する運命が待ち構えている。
上記の能力で次々に超能力たちを殺害して行くが、これを察知したアギトと交戦。アギトを斃そうと試み飛び掛かって行くが、最後は「ハルバードスピン」をすれ違い様に受けて爆死した。
恐らくは雄だと思われるが、スズメバチの大半はメスである。
アピス・メリトゥス
CV:高田由美
第22、23話に登場するミツバチに酷似した姿の超越生命体。個体名の意味は“甘いハチ”。
身長203cm、体重143kg。
女性怪人であり、冷酷かつヒステリックじみた性格の持ち主。うなり声もどことなくミツバチの羽音を思わせるようなものになっている。
ビーロード共通である、人間を生きたままの状態で無機物と融合させてしまう能力を有しており、更に後頭部の翅を左右に開くことで60mの高さまでジャンプすることが出来る。ハチなので勿論飛行能力も有している。
なお、人間を壁に埋め込む際にはハニカム構造状のパターンが現れ、そこに埋め込む形となる。
同種族のウェスパが倒された光景を見て激昂し、アギトに襲いかかるが逆に「フレイムセイバー」で左の触角を切断されたために撤退。
しかしこの時の負傷の影響で“アギトの力の判別能力”=“超能力の感知能力”が狂ってしまい、力を持たない人間も容赦なく殺害するただの殺人鬼へと変貌してしまった(本来このような行為を咎めるはずの上司たる闇の力は諸事情で警察病院に引きこもっていた為、このような無法者は放置されてしまっていた)。
一度はV-1システムの銃撃を受けて撤退。
その後、アギトと再戦するが、突然乱入してきたG3-Xの妨害に怯み、標的をG3-Xへと変更。
飛行能力を駆使して「GX-05ケルベロス」の銃撃を回避して弾切れに追い込むが、予備弾装を許してしまい、最後はケルベロスの銃撃で皮肉にも自分がハチの巣にされて爆死した。