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ご主人様と獣耳の少女メルの編集履歴

2022-04-13 01:38:24 バージョン

ご主人様と獣耳の少女メル

ごしゅじんさまとけものみみのしょうじょめる

伊藤ハチによる百合漫画作品。

概要

伊藤ハチ百合おねロリ)漫画作品。獣人の少女メルと孤独な女主人との愛を描いた。2016年6月から2018年3月までアスキー・メディアワークスのウェブマガジン「@vitamin」で連載された。


2015年に作者がTwitterで発表した「オリジナルおねロリ百合まんが」(メイン画像)をもとにした同人誌「ご主人様とわたし」シリーズの設定をベースとする。同人誌版では、ご主人様とメルが恋人同士となった本編の後日談も語られる。


内容

獣耳尻尾を持つ「獣人」たちが、人間のパートナーとして広まりつつある世界。孤独な小説家の「ご主人様」のお屋敷にも、メイドのコレットのすすめで獣人のメルがやってきた。


本作の世界設定は第二次世界大戦前後(20世紀中盤)をモチーフにしていると思われるが、獣人は少女しかおらず、生まれた時から「施設」で国に管理されているなど、設定にが多い。作者には獣人と人間との殲滅戦描いた作品もあるが、本作の世界観とつながりがあるかどうかは不明。


キャラクター


  • ご主人様

広大なお屋敷に住む女主人。小説家で、本名は不明(旧友のステラも「君」としか呼ばない)。とある親類とのいきさつによって人間不信になっている。お屋敷でも外でもワイシャツにタイトスカートという飾り気のない格好で、いつも険しい顔をしているが、メルとの愛を育む中で少しずつ柔らかい表情を取り戻していく。作者の趣味で長身に描かれている。


  • メル

獣人の女の子。10歳を過ぎるまでマリーやフランらとともに「施設」で過ごし、ご主人様に引き取られるのを待ち望んでいた。施設では劣等生で、引き取られたのは最後だった。何もかもが初めてづくしのお屋敷にやってきた中で、不安なことがいっぱいあったが、ご主人様との暮らしの中で、彼女に対し特別な感情を募らせていく。太い首輪をつけているが、これは国から与えられた個体証明。


  • コレット

ご主人様に昔から仕えるメイドの老女。お屋敷で一番の働き者で、ご主人様に獣人を引き取ることを勧める。


  • マリー

獣人の女の子で施設きっての優等生。オッドアイ。メルに特別な感情を抱いていて、いつも世話を焼いている。首輪代わりのネックレスをつけている。施設で一番早く引き取られていった。


  • フラン

メルやマリーと同級生の獣人少女。金髪縦ロールのテンプレ的なツンデレ。首輪代わりのチョーカーをつけている。施設から引き取られていく時にメルとある約束をしていた。


  • ステラ

ご主人様の少女時代の友人だった女性。引越しで長らく疎遠になっていたが、ひょんなことからご主人様と再会する。職業は画家で、小さい女の子の絵を描くのが大好き。偶然にもマリーを引き取っていた。子供のころから足が悪く、歩くときは杖をついていることが多いが、背の高さはご主人様と同じくらい。


同人誌版(ご主人様とわたしシリーズ)

※初出順。

発表年タイトル
2015ご主人様とわたし  
2015ご主人様といっしょ  
2016ご主人様となつやすみ  
2016ご主人様とあきのひ※本編の単行本2巻に再録
2016ご主人様とゆきのひ  
2017ご主人様と不思議な花  
2017ご主人様と休日※再録なし
2017ご主人様とわたし-再録本-「わたし」「いっしょ」「なつやすみ」「不思議な花」の4編を再録
2017ご主人様とおともだち  
2017ご主人様とおやすみ※再録なし
2018わたしのともだち  
2018わたしのすきなこ  
2018ご主人様とはなのひ以降、商業版の後日談
2018ご主人様とはれのひ  
2018ご主人様とはるのひ  
2019ご主人様とわたし2-再録本-「ゆきのひ」「おともだち」「はなのひ」「はるのひ」「はれのひ」「わたしのともだち」「わたしのすきなこ」の7編を再録
2019ご主人様としろいろ現時点で最後に出ている同人誌版で、物語の時系列的にも最後

同人誌のうち初期に発表されたものは、設定のいくつかが本編と異なっている(例えば初出時のメルはメイン画像のように獣耳と人耳がついている「四つ耳」だが、本編の獣人には人耳が無い)が、「獣耳の少女メル」連載開始後は本編の設定が用いられている(しかし、本編3巻のマリーや、同人誌「はれのひ」の表紙のメルに作者の作画ミスで人耳が描かれていたりする)。


お屋敷にいた頃は無愛想でマニッシュな印象の目立ったご主人様だが、メルと遠い国で暮らし始めてからはブラウスの上からカーディガンを羽織り、表情も柔らかくとても女性的な雰囲気になっている。

一方、メルはご主人様と出会ったころからそれなりの年月が経っているはずだが、お屋敷にいた頃との外見の違いは首輪を外しただけで、ご主人様との身長差もほとんど変わらない。「はるのひ」でメルが発情期を迎える(初潮のメタファー)というエピソードがあるものの、獣人の成長については謎のままである。それだけ設定に穴があっても許されるのは伊藤ハチブランドの人気に支えられているが故だろう。この世は要は画力と人気という訳だ。


関連タグ

百合 おねロリ 獣耳

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