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黄鉄鉱の編集履歴

2022-04-19 04:40:49 バージョン

黄鉄鉱

おうてっこう

黄鉄鉱とは、鉱物の一種。

概要

主に硫黄から成る鉱物の一種で、漢字表記は「黄鉄鉱」。その名の通り、黄色味を帯びた真鍮色をしている。


等軸晶系と呼ばれるタイプでもあり、地中にある時点で綺麗に角張ったキューブ状の結晶体を構築するのが特徴。

英名はギリシャ語の「火」を意味する「パイロ」に由来し、主要成分の関係上、ハンマーなどで叩くと火花を散らすことから名付けられた。


様々な鉱山で産出されるありふれた鉱物ではあるが、硫黄を多分に含んでいる為、貴金属や製鉄といった工業的価値には乏しい。


黄金に間違いやすい色彩から「愚者の金」と呼ばれているほか、19世紀フランスではダイヤモンドの代用品として5~15面にカットされ「マルカジット」とも呼ばれていた。

同組成の鉱物として白鉄鉱が挙げられるが、白鉄鉱が汗と反応して緑ばんを発生させたり、湿気によって硫酸が生じボロボロになってしまうのに対し、黄鉄鉱は非常に安定していたため、安価な金属鉱物ながらアクセサリーとして重用されていた歴史がある。


また、黄鉄鉱化アンモナイトなどの輝く化石も有名。

これは硫化水素に富んだ海底において殻の石灰成分が長い年月をかけて硫化水素と反応して黄鉄鉱に置換されてできるものだ。

好事家の間で広く取引されているが、偽物も出回っているため注意が必要。



主な産地:ペルー、スベイン、イタリア、メキシコ、チェコ、ドイツ、フランス、アメリカ、日本


石言葉は、恋のたわむれ、危険からの回避、意識の高揚。



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