ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

主に硫黄から成る鉱物の一種で、漢字表記は「黄鉄鉱」。その名の通り、黄色味を帯びた真鍮色をしている。


等軸晶系と呼ばれるタイプでもあり、地中にある時点で綺麗に角張ったキューブ状の結晶体を構築するのが特徴。

英名のパイライトはギリシャ語の「火」を意味する「パイロ」に由来し、主要成分の関係上、ハンマーなどで叩くと火花を散らすことから名付けられた。


様々な鉱山で産出されるありふれた鉱物ではあるが、硫黄を多分に含んでいる為、貴金属や製鉄といった工業的価値には乏しい。


黄金に間違いやすい色彩から「愚者の金」と呼ばれているほか、19世紀フランスではダイヤモンドの代用品として5~15面にカットされ「マルカジット」とも呼ばれていた。

同組成の鉱物として白鉄鉱が挙げられるが、白鉄鉱が汗と反応して緑ばんを発生させたり、湿気によって硫酸が生じボロボロになってしまうのに対し、黄鉄鉱は非常に安定していたため、安価な金属鉱物ながらアクセサリーとして重用されていた歴史がある。


また、黄鉄鉱化アンモナイトなどの輝く化石も有名。

これは硫化水素に富んだ海底において殻の石灰成分が長い年月をかけて硫化水素と反応して黄鉄鉱に置換されてできるものだ。

好事家の間で広く取引されているが、偽物も出回っているため注意が必要。



主な産地:ペルー、スベイン、イタリア、メキシコ、チェコ、ドイツ、フランス、アメリカ、日本


石言葉は、恋のたわむれ、危険からの回避、意識の高揚。



金属 鉱石 ブレスケア

関連記事

親記事

鉱物 こうぶつ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 495

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました