生娘シャブ漬け計画
きむすめしゃぶづけけいかく
概要
2022年4月16日に早稲田大学主催で行われたデジタル時代のマーケティングを主題とする社会人向け講座において、牛丼チェーン店吉野家常務・伊東正明企画本部長が若い女性をターゲットとする自社のマーケティング戦略を 「生娘がシャブ漬けになる企画」になぞらえた女性蔑視と捉えられかねない不謹慎発言と、その発言への揶揄。
結果的に伊藤は解任された。
実態と課題
地方から上京したての生娘に吉野家の牛丼を餌付けすれば、禁断症状を含む中毒状態に陥らせることが可能との意味合いであった。
社会的に極めて失礼かつ不適切とみなされうる発言ではあるものの、真面目な話をすれば、全く的を得ていないとは言えないことに注意が必要である。
というのも、牛丼に代表されるファーストフードは、ヤバイ食品添加物の塊であり、不健康かつ中毒性を有する旨味成分がふんだんに用いられており、生産者がこのことを認めて開き直ったという側面も否定できない失言であるとも考えられるためである。
ジャンクフードはまさによく言えば魔法、悪く言えば悪魔の魅惑の美味であり、注意しないと本当にどハマりし、生活習慣病などの原因になりかねない。ファーストフード発祥の地たる米国などでは、多食しないよう呼びかけるキャンペーンも頻繁に行われている。
したがって、単なるジェンダーギャップの問題だけではなく、日本企業経営者の利益最優先で消費者の健康に対し無責任な風潮の表れでもあるとして警鐘を鳴らす識者も一部存在する。