炎の海賊

ほのおのかいぞく

炎の海賊とは、『ウルトラマンゼロTHE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』に登場する勢力。

ガル「わしらの海に、おかしな奴らがいるぞ～」

ギル「ベリアル軍ではないようじゃ」

グル「留守中人の家を土足で荒らしまわりおって！」

演：平泉成(ガル)、きたろう(ギル)、ベンガル(グル)

概要

ベリアル銀河帝国に反旗を翻し、襲撃と略奪を行う宇宙海賊たち。

爆発性のあるスペースニトロメタンの宇宙塵が漂う隠れ宙域と呼ばれる空間を根城とし、宇宙海賊船アバンギャルド号で宇宙をかける。このほか多数のファイヤーパイレーツ級宇宙戦艦を保有しているなど、勢力は海賊団といっても過言ではないほどの規模。グレンファイヤーはここで用心棒をしていた。

荒くれものぞろいであるが、基本的には自由を愛し、ベリアル銀河帝国相手にも一歩も引かない勇敢な者たち。船長は冷静沈着な長男のガル、のんきな性格の弟のギルとグルの三兄弟。

バラージの盾を探すために接触してきたランたちの前に立ちはだかり、ウルトラマンゼロとグレンファイヤーが互角の戦いを繰り広げるが、戦闘中にダークゴーネ率いるブリガンデ艦隊が乱入してきたため戦闘は中断。ゼロの勇敢な戦い振りを見て彼を認め、グレンファイヤーにともに行くよう告げて去っていった。

最終決戦ではグレンファイヤーや多数のファイヤーパイレーツ級戦艦とともに救援に駆け付けた。

平泉成氏はかつて『ファイヤーマン』にて『SAF』隊員の千葉太隊員を演じており、そこを意識してのキャスティングだと思われる。

なお、海賊船であるアバンギャルド号の名前は「革新的」を意味する「アバンギャルド」に、ファイヤーマンの故郷である「アバン大陸」を引っ掛けたものであろう。

炎なのに海賊っておかしくないか?と思われるが、そもそも『ファイヤーマン』の物語は『海』から始まっており、防衛隊である『SAF』も海洋開発センターを元に組織された防衛隊で、代表的なマシンも潜水艇のシーマリン号である(加えてメンバーの名字も海関連である)。