ピロラプトル
ぴろらぷとる
白亜紀後期のヨーロッパに生息した小型の獣脚類である。
データ
2000年に命名されたドロマエオサウルス科の獣脚類で、山火事の後の現場で化石が見つかったことから、「オリュンポスの炎の略奪者」を意味するピロラプトル・オリュンピウスと命名された。
化石は現在のところフランス南部のプロヴァンス地方から僅かな歯・爪・脊椎・四肢の化石しか見つかっていないが、近縁種を参考にすると全長2.4mほどだったと推定されている。
共存していた恐竜にはアンペロサウルスやタラスコサウルス等がいるが、体格差があり過ぎたことから、主に小動物を捕食していたと考えられている。