概要
小沢としお(おざわ としお、1968年4月26日 - )は、日本の漫画家。神戸生まれ岐阜県出身。岐阜県立羽島北高等学校出身。小沢利雄名義でも執筆している。おうし座、血液型O型。
1997年、『フジケン!!』で、第49回週刊少年チャンピオン新人まんが賞に入選。
『週刊少年チャンピオン』1998年27号より連載を開始したフジケンの連載以降、週刊少年チャンピ2018年18号で完結したGメンまで長期連載、打ち切りを経験しているものの、ほぼ休みなく次の作品の連載を開始し、途切れさせないという異色の経歴を持つ。
そして2022年には長期連載の代表作『ナンバMG5』の実写ドラマ化、『Gメン』の実写映画化が発表された。
作風
下ネタギャグと不良漫画に定評がある。また実在の俳優によく似たキャラクターを出すことも特徴の一つで、容姿が優れないブス・ブサイクキャラをレギュラーに持ってくる事もあり、キャラクター造形の幅が広い。
強烈なキャラクターと内面心情描写も好評を得ている。
ただデッサン力はそれほど高くはなく、カラーイラストも得意ではなくデジタル移行の際には外注したこともある。
ナンバMG5までは主人公キャラの顔が美形ではないフツメンに属されるような男性キャラであったが、ナンバMG5からは可愛い男の子(見た目は)を主人公にする傾向にある。
また作風もナンバMG5から暗いシリアスのストーリーも盛り込まれ、絵柄も目が小さくなっていったりとナンバMG5~ナンバデッドエンド完結までかなり絵柄が変化している。
そしてハロイド作石の絵柄に近くなったとも言われている。
『ガキ教室』『777-スリーセブン』は従来の小沢の作品から挑戦的な作風で『Gメン』でフジケンのようなノリに戻ったものの、社会的な要素が盛り込まれている。
アシスタント
- せきやてつじ (フジケン)
- mogu05 (ナンバMG5)
作品
連載
- フジケン(『週刊少年チャンピオン』1998年27号 - 2002年31号、全22巻)
- いちばん(『月刊少年チャンピオン』2000年1月号 - 2002年8月号、全6巻)
- ダンコン(團魂)(『週刊少年チャンピオン』2002年40号 - 2003年44号、全6巻) ※小沢利雄名義
- チェリー(『週刊少年チャンピオン』2004年19号 - 46号、全3巻)※小沢利雄名義
- ナンバMG5(『週刊少年チャンピオン』2005年27号 - 2008年42号、全18巻)
- ナンバデッドエンド(『週刊少年チャンピオン』2008年48号 - 2011年38号、全15巻)※『ナンバMG5』の続編
- ガキ教室(『週刊少年チャンピオン』2012年9号 - 2013年1号、全5巻)
- 777 -スリーセブン-(『週刊少年チャンピオン』2013年25号 - 2014年8号、全4巻)
- Gメン(『週刊少年チャンピオン』2014年52号 - 2018年18号、全18巻)
- ナンバステイゴールド(『週刊少年チャンピオン』2022年22・23号 -
読み切り
- 選ばれた男(『ヤングチャンピオン』2018年20号)
- カラスのフン(『月刊少年チャンピオン』2018年8月号)※クローズの企画作品。「クローズリスペクト2」収録。