プロフィール
人物
新体操部所属の2年生。武器は新体操用のリボン。
主人公や相川小春の隣のクラスだが、1年生の頃はクラスメイトだった。
親が地元の権力者である生粋のお嬢様であり、新体操部では2年生ながらエースと評されるほどの高い実力を持つことをはじめ、何事も難なくこなし、その上美人というハイスペックな才女。
しかしその一方で人付き合いについては不器用で、その気品と才覚に惹かれて彼女を慕うファンや取り巻きはかなり多くいる反面、「友達」と呼べる存在は少なく、昼休みには1人体育館裏で食事を摂るというなかなか寂しい日常を送っている。
スマホアプリの犬の育成ゲームが趣味であり、その中で育てているゴールデンレトリバーに「アマリリス」と名付けて可愛がっている。
主人公はお嬢様育ちで浮世離れしている雫をある意味で気に入っており、よく面白おかしくちょっかいを掛けてからかっては怒らせて反応を楽しみ、罵倒されると「ご褒美ありがとうございまーす」と返して呆れさせている。
攻略ヒロインによってキャラの変化がそれなりに大きい主人公であるが、雫ルートはその中でも特異なキャラをしている部類となっている。
しかしその接し方こそが不器用な雫と他者との間の緩衝材となって友好関係を円滑にするきっかけにもなっており、カードシナリオのHR【ファーストキス】では雫自身もそれを理解した上で主人公に感謝している。
1年生の頃に教室で1人でいたところを小春に声を掛けてもらったことをきっかけに彼女の人柄を心底気に入っており、内心友達になりたいと思っている。風紀委員会に入ったのも元々はそのため。
しかし不器用さもあって上手くいかず思い悩んでいたところ、小春の幼なじみである主人公が取り持つことで、無事小春と親友となった。
ところが今度は自分が主人公に異性として惹かれていることに気付き、そして小春も主人公を想っていることを知っていたため友情、思慕、嫉妬の感情が入り乱れて再び思い悩むこととなり、ついには自ら身を引くために風紀委員会を辞めることを決意する。しかしその際に主人公から告白を受け、それを受けて自分も想いを伝え、さらにそれを見ていた小春から祝福されたことから丸く収まり、以降は主人公と恋人同士になった。
その後も小春との友情は変わりなく、小春からの誕生日ボイスでは感激のあまり泣いてしまったらしい。
小春からは「雫ちゃん」、ファンからは「雫様」や「雫お嬢様」など下の名前で呼ばれることが多いが、主人公からは恋仲になる前もなった後も基本的に「五十嵐」と苗字で呼ばれている(からかい時などには「雫様」呼びになることもある)。
雫の方は人を呼ぶ際は基本「さん」付けだが、主人公のことは名前ではなく「あなた」呼びであることが多い。
性格はクーデレかつツンデレ。主人公と恋仲になった後は彼に甘えるシーンも多く存在するが、それは決まって2人きりの時だけであり、人前ではクールでツンツンした態度を崩さないという、ある意味元来の定義に忠実なツンデレ。
主人公と2人きりの時でもセリフの上ではツンツンした言葉を使うことが多いものの、あまりに態度から本音が分かりやすいため主人公からはむしろ「素直」と認識されおり、雫自身も自分が嘘が下手なことは自覚している。
主人公に頭を撫でられることがお気に入りであり、されると「ふにゃぁ~」という声を出して破顔するほか、誕生日ボイスではプレゼントとしてリクエストするほど。
容姿はスリーサイズの通りスレンダーな体型で、主人公曰く「モデル並にスタイルがいい」とのこと。また詳しい身長は不明だが小柄である様子で、少なくともキャラストでは小春の頭を撫でるために背伸びをする場面がある。髪は黒で、膝裏にまで届くほどのストレートロング。
制服姿では短めのスカートの下にロングブーツを履いており、イベントCGではこれらと併せて魅惑のふとももが大々的に描かれていることが多い。
カードシナリオではプライドの高い性格や間の悪さなどがきっかけで災難に見舞われることしばしばあり、SSR【おもらしずく】では主人公との下校中に尿意を催し、気恥ずかしさで言い出せなかったのと不運が重なったことで排尿する機会を悉く失ってしまい、結果我慢できなくなって彼の目の前でおもらししてしまった。SSR【春眠暁を】では春の陽気による睡魔に襲われて保健室で熟睡していたところを主人公に見つかり、悪戯の果てに睡姦されてしまっている(勿論既に恋人同士だという前提があってのことであり、その上で事後は雫に烈火の如く怒られていたが)。
雫の性格もあってか、Hシーンでは内容がノーマルであっても雰囲気がSMチックな感じになることも少なくない。
性能
当初の戦闘面での特徴は所謂デバッファー。カードによって異なるが、必殺技では敵の攻撃、術攻撃、防御のどれかを低下させつつダメージを与えることができ、攻撃系低下ならサポート、防御低下なら切り込み役に向く。敵のステータスに合わせて幅広く使い分けができるのも長所。
当時、最高レアのSSRのカードは【セレブな彼女】以外はすべて全体攻撃となっていたため、単体ボスが相手のレイドイベントではダメージソースとしてあまり期待できない一方、その分タワーイベントでは頼りになる存在だった。
2020年5月のアップデートで性能の基本設計(攻撃特化型、デバフ型など)がキャラ依存からカード依存に変更されて以降は従来とは違った性能のカードが実装されるようになった。
雫の場合は新しいパターンとして、全体攻撃をしながら自身を回復できるSSR【ホワイトD21】や、火力重視の単体6コンボアタッカーのSSR【春眠暁を】がそれぞれ2021年3、4月のイベントガチャで実装。さらに同年5月30日開始の「ぼく戦フェスガチャ」で実装されたSSR【髪を狩るモノ】は、6コンボで単体攻撃を行いつつ自身を回復することが可能で、高難度かつ回復アイテムの使用に指定と上限が掛かる「制限クエスト」と相性が良く、自前は勿論助っ人のキャラとしても重宝されている。
一方、仕様変更前の雫は固有スキルに「戦闘時の獲得経験値アップ」を持つ希少なキャラで、自前でデッキに入れるだけで効果があるためメインのシナリオクリア用とは別に新規入手キャラを育成するための経験値稼ぎに有効な「トレーニングクエスト」の周回要員として1人は用意しておきたい。
トレーニングクエストの敵は個々の強さはともかく、とにかく数が多いため全体攻撃が多い仕様変更前の雫とは相性が良く、特に後期に実装されたSSRである【学園祭18】、【お正月19】、【おもらしずく】、【ひな祭り20】、【ムチつかい】辺りをしっかり育てておくと周回が大分楽になる。その後しばらくは雫と無縁のスキルとなってしまっていたが、2022年5月6日のガチャで新規実装されたSSR【女賢者】で久しぶりに雫のカードに同スキルが付与された。