概要
正式名称は『アラビアンズ・ロスト~The engagement on desert~』。
QuinRoseから発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(乙女ゲーム)。
2006年8月11日にPC版、2007年10月11日にPS2移殖版、2009年9月10日にPSP移植版が発売された。また2012年6月28日にCGなどを一新したリメイク版が発売される。
『魔法使いとご主人様』『クリムゾン・エンパイア』と同じフルークハーフェン大陸シリーズとなる。あくまで異なる国の物語であり連作ではないが、時代や大陸設定が同一で世界観等に繋がりがある(『魔法使いとご主人様』の主人公の兄・マイセンが登場するなど)。
攻略キャラクターとの恋愛の他に、シミュレーションゲームやRPG要素も含む。
シナリオは五月攻。原画は狼白。
ストーリー
主人公は、犯罪大国であるギルカタールのプリンセス。
盗賊王と呼ばれる国王の一人娘。
周りは悪党ばかり…普通とは程遠い環境で育った主人公は、普通の恋愛をして普通の結婚をし、出来ることなら『普通』の人間になりたいと願っている。
間違っても、自国の大悪党共と愛も常識もないような結婚はしたくない。
しかし、娘を溺愛する父親は、将来のためにも優秀な婚約者が必要だと勧めてくる。
引き出せた譲歩は、期限内に大金(1000万G!!)を貯めれば婚約しなくてもいいという条件。
『普通』になりたいがため、盗賊のスキルを上げることを拒んでいた主人公だが、英才教育は受けている。
手段を選ばなければ、大金獲得も不可能ではない…はず。
周りを巻き込み、利用し、利用され、目標金額をクリアしてみせる―――!
登場人物
アイリーン=オラサバル | 無法者の国や犯罪国家と称される王国ギルカタールのプリンセス(名前変更可)。国王の一人娘で王位継承者であるが、普通の恋に憧れる故に犯罪者との結婚を拒否し、婚約を抹消するために一ヶ月以内に大金を稼ごうと奮戦する。CV:無し |
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タイロン=ベイル | 南地区の纏め役の跡取り息子。主人公とは幼馴染みで彼女に恋心を抱き続けている。スチュアートとは親戚だが正反対の性格から仲が悪い。熱血でおおらか、頼れる男ではあるがかなりがさつ。CV:小西克幸 |
スチュアート=シンク | 北地区の纏め役の跡取り息子。主人公とは幼馴染みだが疎遠になっていた。タイロンとは親戚だが正反対の性格から仲が悪い。冷たく高飛車、潔癖症な美男子。CV:諏訪部順一 |
シャーク=ブランドン | 密輸商人のギルドの取り纏め役。あらゆる商品に精通し調達の天才と言われる。実は非常に優秀な医者であるが、成金のせいでか服装が悪趣味。難病を患う弟がいる。CV:大畑伸太郎 |
ロベルト=クロムウェル | 急成長中のカジノの元締め。ギャンブルが大好きで自身も凄腕のギャンブラー。実業家としても優秀で並外れた商才があり、ついでに野心も並外れている。やることなす事全てにおいて胡散臭い。CV:高橋直純 |
カーティス=ナイル | 稀代の天才暗殺者。特に薬物に詳しい。外見上は穏やかで普通の人間だがその普通なところが余計に怖く、いつもにこやかに笑っている。裏道にも精通しており、自身もスラム街出身である。CV:石田彰 |
ライル=スルーマン | 主人公の家庭教師。時に優しく時に厳しい、主人公曰く「たまに優しく常に厳しい」。足が不自由で仕込み杖を使用している。ロベルトとは旧知の仲で親友でもあり、杖も彼から贈られた物である。CV:勝杏里 |
マイセン=ヒルデガルド | 『魔法使いとご主人様』の主人公の兄。ポジティブ。放浪癖がありあちこちに出没する。かなり強い魔法使いで、世界の真理を探求し賢者を目指すという名目で放浪中。CV:下野紘 |
ミハエル=ファウスト | マイセンと契約を結ぶ本物の悪魔。でたらめな強さを持つが異常に神経質で鬱気味であり、精神的に非常に不安定。独り言が多くネガティブ。基本的にマイセンの言うことしか聞かず、たまに彼の言う事も聞いていない。CV:緑川光 |
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カーティス(個別記事有り)