チューケンパー
ちゅーけんぱー
概要
「チューケンパー」とは、『ドラえもんプラス』4巻にて登場したドラえもんのひみつ道具の1つ。
スイッチを入れ、最初に見た相手を主人として認識する忠犬型のロボット。
見た目は可愛らしく、一度主人と認識した相手には極めて忠実だが、あまり融通がきかず、主人となったその相手が例え本気にしていなくても、言葉や態度に全て反応してしまうほどであり、主人が少し休みたいと言えば丁重に布団を用意してあげたり、主人に危害を加えようとした相手をボロボロに叩きのめすほどの過剰ぶりである。
ある意味、攻撃対象を問答無用で追跡して戦闘不能に追い込むおもちゃの兵隊と並び、極めて厄介な道具とも言える。
作中では、のび太を主人と認識し、ドラえもんやのび太のママを威嚇して部屋から追い払ったり、スネ夫の顕微鏡をわざわざ持ち出したりしている。しかし、のび太をいじめようとしたジャイアンを過剰なまでに叩きのめし、憧れの目付きでしずかを見つめていたのび太に反応するとしずかをボロボロにしてまで強引にのび太の元へ連れてきてしまう。
そのせいでしずかに嫌われてしまったのび太が絶望のあまり、「ああっ、死にたくなった!!」と嘆いていると、チューケンパーが首吊り用の縄を持ってのび太を追いかけ回すオチとなっている(2018年版では、しずかに嫌われ絶望するのび太が「何もかも捨てて遠くに行きたい」と嘆くと、チューケンパーによってどこかの海にぽつんと浮かぶ岩の上に連れ出され、大泣きするというオチに変更されている)。
※仮にのび太がチューケンパーと一緒にいる際にしずかと仲良くしている出木杉に嫉妬したり、先生に出くわして説教されれば、出木杉や先生さえもチューケンパーにひどい目に遭わされる可能性は否定できない(2018年版で先生に出くわしたのび太はチューケンパーが問題を起こす前に自分を説教しようとする先生に今は自分を叱らないようにと何とか押さえつけ、その場から逃げ出している)。