概要
三畳紀中期〜後期のキルギスタン・マディゲン層に生息していた爬虫類。
分類的位置は不明で基盤的双弓類或いは主竜形類に配置されるが未だ不安定なものである。
標本は全てロシア科学アカデミー・古生物学研究所に保管されている。
ホロタイプPIN 2584/4やPIN 2584/9、PIN 2584/6、PIN2585/7やFG596/ V / 1など複数の標本で軟組織によって構成されたクレストが確認できる。リチャード・プラム、レイズ、スーズなどの研究者はこれを細く伸びた鱗であるとしている。
一方、これを原始的な羽毛の痕跡と解釈し、樹上生主竜形類から鳥が進化したとする研究もあるが、分岐解析などにより否定されている。