ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ロンギスクアマ

ろんぎすくあま

中生代三畳紀のパンゲア大陸の北半球部に棲息していた小型爬虫類の一種。キルギスから出土。

概要編集

 ロンギスクアマ学名Longisquama)は、中生代三畳紀の中期から後期にかけての時期にパンゲア大陸北半球部の東域の一角(古テティス海の北に広がる内陸部)に棲息していた小型爬虫類である。化石は、中央アジア東部のキルギスに広がるマディゲン累層から出土している。

 学名は「長い(を有する者)」の意味になるよう造語された新ラテン語 (New Latin) である。

 分類学的位置は不明で、大分類である双弓類の基盤的位置、主竜形類の基盤的位置、新しく提唱されている新双弓類の基盤的位置など、どこに位置付けるかを巡っていくつもの説がある。


 標本は全てロシア科学アカデミーの古生物学研究所に保管されている。ホロタイプである PIN-2584/4 や、PIN-2584/9、PIN-2584/6、PIN-2585/7、FG-596/V/1 など複数の標本で、軟組織によって構成された長大なクレスト西洋の兜飾り〈クレスト〉風の突起物)が確認できる。リチャード・プラム、レイズ、スーズなどの研究者は、これを細く伸びた鱗であるとしている (Prum et al. (2001))。一方、これを原始的な羽毛の痕跡と解釈し、樹上棲の主竜形類から進化したとする研究もある (Jones et al. (2000)) が、分子分岐学的研究などによって否定されている。あるいはまた、一緒に発掘された植物をロンギスクアマの体組織であると誤解釈したに過ぎないとする説も唱えられた (Fraser (2006)) が、これに対して反証する説も発表されている (Buchwitz & Voigt (2012))。


関連タグ編集

爬虫類 竜類

関連記事

親記事

竜類 りゅうるい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1157

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました