概要
2018年より開始された、今やマイクラ日常にも並ぶ日常組の代名詞とも言えるシリーズ。
いわゆるTRPGのような即興劇式の物語進行であり、看守・領主役以外は基本台本なしのアドリブで進んでいる。トラゾーさんが演じる看守の迫力は必見であり、彼が視聴者から「看守」と恐れられるのはこれがきっかけである。
後にマイクラ脱獄ゲームやマイクラ脱獄看守検定などの派生シリーズも投稿されている。
2021年1月より月刊コミックフラッパーにてコミカライズ版『日常ロック』の連載も開始されている。
2021年10月22日、マイクラ脱獄3パート32をもってシリーズ完結した。総話数106話にのぼる。
また、完結に伴い期間限定で特設サイトが公開されていた。現在は非公開。
始まりはとある企画相談で提案された配布マップであり、Noelchannelによるマイクラ脱獄シリーズにインスパイアされたものであった。日常ロックで刑務所の名前が微妙に変更されているのはこの権利関係のためかと思われる。
その後続編を企画することになり、曖昧だったストーリーをブラッシュアップして前日譚にあたる盗賊シリーズなども投稿された。
脱獄2以降は漆丸さんがシステムを担当しており、監視カメラなど新たなギミックが追加されている。
シリーズ
本編
- マイクラ脱獄1(Saeson1)
銀行強盗の罪により、フォーグナー刑務所に投獄されてしまったPKST(プークストゥ)団のメンバー・ぺいんと、クロノア、しにがみ。下された処罰は———なんと死刑だった。
残された30日間の中で、3人はこの監獄からの脱出を目指す。
2018年11月より投稿開始された、日常組の新シリーズ。配布マップにオリジナルのシナリオが付け足しされている。
- マイクラ盗賊1(Saeson0.5)
フォーグナー刑務所に投獄される前———数々の犯行を企て、すべてが順調に進んでいたPKST団。しかしある日、仲間の一人がカジノによって多額の借金を背負ってしまった。そんな彼らが次に目を付けたのは、ゾペロニア地方を治める領主・ゴルゴンの館に眠る、財宝の数々。新人執事・メイドとして潜入に成功したぺいんと、クロノア、しにがみは、だんだんとこの館の異様さに気が付き始める…
2019年2月より投稿された、脱獄シリーズの前日譚にあたるシリーズ。マップはトラゾーさんのオリジナルである。
- マイクラ脱獄2(Saeson2)
フォーグナー刑務所脱獄計画ののち、紆余曲折を経て、ぺいんと、クロノア、しにがみの3人は、またも牢屋に投獄されてしまっていた。今度の舞台は、まわりを海に囲まれた孤島の監獄・バッカニア刑務所。そう簡単に脱獄はできない。果たして3人は、今度こそ揃って脱出することはできるのか…?
2020年3月より投稿された、脱獄シリーズの続編。こちらもマップはトラゾーさんのオリジナルである。
- マイクラ盗賊2(Saeson0.6)
ゴルゴン邸での犯行を終えたPKST団。しかしこれでは借金を返し切れないことが判明すると、彼らの次の標的は、フラグメント財団が主催するゾペロニア展覧会の目玉"ブルーローズ"へと移った。しかし展覧会の開催日は3日後。ろくな下調べをする合間もなく、彼らは犯行当日を迎えてしまう———。
2021年3月より投稿された、盗賊シリーズの続編。今回はトラゾーさんのシナリオを元に漆丸さんがマップ作製、プログラムをしており、なんと今まで看守・領主役をこなしていたトラゾーさんがプレイヤーとして参加している。ちなみにマップはJava(PC)版限定でこちらで配布されている。
- マイクラ脱獄3(Saeson3)
バッカニア刑務所からの脱獄に成功した3人。これからの生活に胸を躍らせていたのも束の間、彼らは牢獄の中で目を覚ます。新たな刑務所で再開を果たしたのはリアム看守と———領主ゴルゴンだった。今度こそ彼らは、この長い逃走劇に終止符を打つ。
2021年8月より投稿された、脱獄シリーズの続編であり最終章。
なおらっだぁさんの配信にてぺいんとさんがフライングで発表してしまっている
派生シリーズ
脱獄2のマップを舞台に、看守陣営、囚人陣営に分かれて対戦する非対称ゲーム。DBDや第五人格などのシステムを参考に作られている。各キャラクターのスキルについては後述の主要人物欄を参照。
何度かサブチャンネルでの生放送でもプレイしている(一回目、二回目)。
トラゾーさん以外のメンバーがどれだけ看守役になりきれるかをはかるテスト。すべての発端はとある生放送。
この他にも、生放送では脱獄3舞台のメドゥーサ号間違い探しなどが行われている。
主要人物
PKST団リーダー。刑務所では8番と呼ばれている。マッピング能力が非常に高い。
- 盗賊2スキル
『そう来るのは読めていた!』『透徹』『オンマイウェイ』
- 脱獄ゲームスキル
PKST団メンバー。刑務所では9番と呼ばれている。
盗賊2では単独行動系の能力が多め。
- 盗賊2スキル
- 脱獄ゲームスキル
PKST団メンバー。刑務所では6番と呼ばれている。導入では彼が銃の安全装置を切り忘れたために捕まってしまっている。
- 盗賊2スキル
『応急手当』『ジャミングモード』『メカが得意なおっちょこちょい』
- 脱獄ゲームスキル
PKST団メンバー。事前の偵察が主な役割だったため、唯一収監を免れたメンバーである。
マイクラ脱獄ゲームにおける囚人番号は10番。
- 盗賊2スキル
『筋肉はすべてを解決する!』『過剰防衛』『ここは俺に任せて先に行け』
- 脱獄ゲームスキル
脱獄1にて初登場した看守。極めて真面目で厳格な性格であり、一切の不正を見逃さない。その厳格さ故、囚人たちだけでなくスティーブ看守も恐れおののいている。
- 脱獄ゲームスキル
ゴルゴン
盗賊1にて初登場した人物。ゾペロニア地方を治める領主であり、傲慢な性格。
ゴルゴン邸の探索が進むごとに、彼の不可解な謎がどんどんと溢れ出てきている。酒に弱く魚料理が苦手だが以前は…。
作中では先祖の話が何度か出てくるが、現在の代はジェームズ・ゴルゴン。
ステイサム看守
脱獄2にて初登場した看守。脱獄2での度を過ぎて理不尽で横暴なリアム看守とは対照的に、比較的融通の利く相手であり真面目な人物。
フルネームはジェイ・ステイサム。由来はとある俳優であり、そちらにならってステイサムはファミリーネームとなっている。
- 脱獄ゲームスキル
ラコロンド
盗賊2にて初登場した人物。フラグメント財団の社長であり、予告状を送ってきたPKST団の前にホログラムで現れ、地下の牢に閉じ込めてしまう。
モチーフはマップ作成者の漆丸さん。
スティーブ看守
脱獄3にて初登場した看守。ステイサム看守の弟であり、普段は機関長として事務の仕事を担当している。脱獄シリーズ史上最も緩く怠惰な性格の看守であり、おまけで食事を多くしたり、日数を減らさないことがあるなど囚人に対し友好的。
前述の通りステイサムが苗字なので、フルネームはスティーブ・ステイサム。
『日常ロック』
2021年1月より連載開始した、マイクラ脱獄シリーズを題材とした漫画。作画は松並香葉さん、脚本はトラゾーさんが担当する。
動画本編とは違って投獄されたきっかけがつづられていたり、看守役や同居する囚人が増えていたりと漫画ならではの脚色が加えられている。トラゾーさん曰く、こちらはマイクラ実況動画という媒体の都合上伝えきれなかったり描けなかった部分や、本来想定していたシーンを詰め込んだ正史版とのこと。
2021年7月21日に単行本化されることが発表された。2022年3月現在二巻まで発売されている。
当初は月刊コミックフラッパーにて連載されていたが、2022年7月13日よりフラッパー増刊コミックアルナへ移籍連載すると発表された。
キャラクター
PKST団
義賊的な犯行を主とする怪盗集団。英表記は付録のクリアファイルより引用。
- ぺいんと(8番、英表記Paint)
怪盗PKST団のリーダー。主に戦術や作戦の考案を担当。
- クロノア(9番、英表記Klonoa)
作戦を実行にうつすエージェント。機械に弱いらしいという描写がある。
- しにがみ(6番、英表記Shinigami)
ハッキング能力を使い作戦をスムーズに運ぶサポート役。銃の経験がなく、本編同様失態をおかす。
- トラゾー
先に現場に潜入し、情報収集をする役割をもつ。唯一現場に参戦していないため警察に捕まることはなかった。
看守
看守長。刀のような警棒を所持し、厳しい指導をくわえる。
- アリッサ看守
新人の女性看守。主に騒がしい6番を叱りつけることが多い。
- カルロス看守
凶悪犯にも握手をさしのべて挨拶するなど、寛大で礼儀に重きをおいた看守。
その他囚人
- テネロ(4番)
クマのように大きな体格をした模範囚。8番のぺいんとと同室である。
- ナルサス(5番)
6番しにがみの同室である糸目の青年。看守と対等に会話する特待生であり、謎が多い。
- ロマンシェ(10番)
年寄りの小説家。同室である9番クロノアの能力をすぐに見破った現実主義者。
付録
何度か本誌や単行本で付録企画が開催されている。
新連載開始記念・3か月連続付録企画 |
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単行本化記念 |
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