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マッド・ドッグの編集履歴

2022-06-07 07:08:02 バージョン

マッド・ドッグ

まっどどっぐ

コンピュータRPG『LIVE A LIVE』に登場するキャラクター。

CV:古川登志夫

概要

LIVE A LIVE』の西部編に登場する人物。

ゲーム中のステータス画面では文字数制限のため中黒抜きの「マッドドッグ」と表示される。


賞金稼ぎの男であり、キザでレディに弱いが、銃の腕前は抜群。また、街の少年ビリーから「お兄ちゃんがあのおじちゃんと組めば勝てる」と応援されるとまんざらでもなさそうにするなど、子供にも優しさを見せる性格で、金や名誉だけがすべてではない事が分かる。

TXジダーバクという回転しながら自分の周囲の敵を撃ちまくる銃技を持つ。


劇中での登場

$5,000もの賞金首であるサンダウン・キッドを倒す為に旅をしている。

毎回しつこくサンダウンを見つけて決闘をしかけるも、あと一歩及ばず体よくあしらわれ、しかもサンダウンはマッドの命も奪うことなくそのまま去ってしまう。

ある日、いつものようにサンダウンへ決闘をしかけ、そして今回もあしらわれる。それは、何度となく続いた、もはや「いつもの光景」……のはずだった。

こうしてサンダウンを取り逃がす事自体は確かにいつもの光景だったが、さらに追いかけた先で見たものは、いつものそれとは違っていた。腰抜けた保安官と頼りにならない仲間が、凶悪無比をもって鳴る悪党「クレイジー・バンチ」に脅され続ける街サクセズ・タウンだったのである。


レディの頼み

マッドが追っていたサンダウンは街唯一の酒場「クリスタル・バー」を訪れていたが、そこで地元住民ならおいそれと手が出せないクレイジー・バンチの一味の1人を、軽く子供のように倒してしまう。

住民達からまるでヒーローのように讃えられるサンダウンだったが、追いついて酒場に現れたマッドは彼が賞金首であることをバラし、再び決闘を申し込むことに。

酒場の外で住民達が見守る中、2人は背を向けてゆっくり歩んで振り向き……お互いの銃声が鳴り響いた。

そして地に伏せた者は——どちらでもなかった。物陰に潜んでいた、バンチの一味の連中だったのだ。決闘をするように見せかけ、その実、2人ともバンチの一味が街にまだ潜んでいることを見抜いていたのである。この一幕を見た住民は、もしかするとこの2人なら、バンチの一味を倒してくれるのではないかと思い、2人に掃討を頼み込む。しかし、元々、自分の町は自分で守るもの。マッドは応じるはずも無かった。——アニーというレディに頼み込まれるまでは。


ライバルとの共闘

こうして、サンダウンと一時的に手を組むが、あくまでも住民に自分の町を守らせるよう、かつ危険の無い方法として、町中に罠をしかけさせるという提案をする。罠の材料はマッドとサンダウンが集めるので、仕掛けるのは住民にやらせようというわけである。この時、オイルと空ビンで火炎瓶をすぐ作ってしまう技量を見せるシーンは見事。


そして、バンチの一味は翌朝リベンジの為に襲撃を仕掛けて来るも、住民が張った罠で次々と倒されていく。親玉と残った手下が襲い掛かるも、マッド&サンダウンという凄腕2人の前では勝てる道理がなかった。多段ヒットする広範囲銃撃であるTXジターバグなど、サンダウンには及ばないが必殺技も強力であり、ディオ征伐にも大いに活躍する。


決戦の先には…

街には平穏が訪れた。しかし——思い出してみるといい。マッドがこの町にきた動機は、あくまでも賞金首のサンダウンを倒し、賞金を獲得することである。住民は口々に、もったいなさのあまり反対するも、これはマッドとサンダウンという2人だけの問題である。手を組んだのも、あくまでクレイジー・バンチを撃滅するまでの間だけ。こうして、本当の決闘が幕を開けた。


この時、プレイヤーはチャプターの主人公であるサンダウンを操作して、実際にマッドと戦うことになる。しかし、戦闘中のコマンドをよく見ると、イベント戦闘なのに「逃げる」が選択可能。ここでどのような選択をするか。それが、マッドの運命を分けることになる。


そのまま戦うことを選んだ場合、2人はついに最初で最後の真剣勝負をすることになる。戦いの結果——マッドは地に倒れ伏し、満足げに微笑みながら「へへっ……さすがだぜ…… おめ……え……」と言葉を漏らし、そのまま息絶えてしまう。


一方、逃げる選択をした場合、興を削がれたマッドは戦いを止めて「また会おうぜ……」と、そのままどこかへ立ち去る。しかし、その後……


例の彼との違い

”主人公に戦いを挑むも一歩及ばず負けてばかり”という点では中世編ストレイボウを想起させるマッド・ドッグであるが、劇中での言動や物語の結末には大きな隔たりがある。


じつはサンダウンに負け続けているのは”マルチカウンター”という一対一での戦いを有利に進める技の所為であり能力そのものはほぼ互角。それどころかジダーバグにより複数の敵にも容易に対処可能なので数の暴力で街を襲撃してくるタイプの敵には寧ろマッド・ドッグの方が相性が良かったりするのだ


また、自分より強い者に嫉妬する傾向のあったストレイボウと違い”自分の力や技は罪のない人々を護るために使われるべき”、”西部に生きる人間は自分の手足で戦うべき”という確固たる信念を持ち、街の人々に協力するのに最初は渋りながらも戦う意志を見せて以降は罠の仕掛け方をレクチャーして手助けし、結果的にサンダウンや街の人々と共に町の平和を取り戻すことに成功している。


サンダウンに挑み続けるのも「いつまでも決着をつけようとしないサンダウンに不満がある」という面が強く、上記の決着場面では素直にライバルを称賛しながら逝っている。また、決闘をやめる選択をした場合は町の人の空気を読んで立ち去るだけの潔さもある。(もっともサンダウンにしてみれば悪党から罪のない人々を護る善玉側の凄腕ガンマンを殺したくない、という意図もあったであろうが)


こうしたマッド・ドッグの誇り高い性格や立ち振る舞いは、街の人だけでなく人々を護れない戦いが続き失意の人生を送っていたサンダウンや人々に護る価値はあるのかと苦悶するこの時代のオディオの心すらも救うことになった。それを踏まえると彼もまた西部編の紛れもなきヒーローといえるだろう。


もしもストレイボウにもマッド・ドッグのように”力の強弱は関係なく他者を護るためにひたむきに戦う”姿勢があったなら中世編の結末もまた違ったものになってたのではなかろうか?


余談

投稿されているイラスト群の通り、本来イメージイラストでは黒髪の短髪なのだが、

戦闘中のドット絵では何故か茶髪で、倒れた時のグラフィックで帽子が取れた際に見える髪はやや長めとなっている(参考)。


マッドとの戦いの選択の結果は、西部編の結末だけでなく、最終編クリア時のエンディングにも僅かな変化ながら影響を及ぼしている。


なお、リメイク版では古川登志夫が声の担当となったが、サンダウンの大塚明夫同様に「イメージしてた通りだった」「違和感が全く無い」と好評価。

その古川氏は大塚明夫氏との共演に対し個人的に最高だとツイートした


関連イラスト

正義の狂犬


関連タグ

ライブアライブ 西部編 サンダウン

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