ストレイボウ
すとれいぼう
「俺も行こう。
その魔王とやら‥‥
武闘大会の 優勝をきそった‥‥
俺達で倒してやろう!」
CV:程嶋しづマ(リメイク版)
LIVE A LIVEの隠しシナリオ「中世編」に登場。
藍色(黒色や紫色に見えるイラストも有)のロングヘアーで、水色のローブと赤いマントを着込んだ魔導士の青年。中世編の主人公オルステッドの親友。
ステータス(オリジナル版)
| レベル | HP | 力 | 速 | 体 | 知 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 初期能力 | 1 | 100 | 5 | 20 | 7 | 40 |
| 能力成長 | - | 22~32 | 0~1 | 1 | 1~2 | 2~4 |
LV補正→被側面攻撃時:-5 被背面攻撃時:-8
回避属性→悪
※場の属性と回避属性が一致すると、その次に喰らう攻撃のダメージを半減する
ステータス(HD-2Dリメイク版)
| レベル | HP | 物攻 | 物防 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 命中 | 回避 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初期能力 | 1 | 100 | 5 | 7 | 40 | 28 | 20 | 11 | 10 |
| 能力成長 | - | 22~28 | 0~1 | 1~2 | 2~4 | 2~4 | 1 | 1 | 1 |
耐性属性→悪
力(物攻)や体(物防)が伸びにくく知(特攻・特防)が伸びやすいという、わかりやすい魔法使いタイプ。SFC版ではブルーゲイルの威力だけ速依存で他は知依存だったのだが、リメイク版ではすべて特攻依存になっている。
基本は敵から距離を取って遠距離攻撃。最初から使える範囲攻撃のシルバーフリーズが便利で、多段ヒットのレッドケイジも強力。
リメイク版では敵の弱点に合わせて技を使い分けよう。
レベルアップで順当に技を習得していくのだが、ほとんどのプレイヤーは彼の技をすべて習得することはないだろう……
ルクレチア王国武術大会の決勝でオルステッドと戦った。
決勝戦では「友達(リメイク版では『旧友』)だからといって…手加減などしたら許さんからな!」と、オルステッドに全力で戦うよう発破をかけ、両雄は激突。
しかし後一歩のところで敗れてしまい、優勝者への褒美である王女アリシアへの求婚権をオルステッドに譲ることになる。
その後、魔王にさらわれたアリシアの救出に向かうオルステッドに同行を申し出る。
リメイク版ではウラヌス加入までの間、迷うと行き先についてヒントをくれるようになっている(ボイスはない)。
先代勇者のハッシュ、僧侶ウラヌスを仲間に引き入れ、魔王山に向かうのだが…
しかし、討ち取った魔王は偽者だったあげく、病を患っていたハッシュは力尽きてしまう。
さらには直後の地震で天井が崩落。オルステッドたちと共に逃げようとするが逃げ遅れ、悲鳴と共に生死不明となってしまう。
ウラヌスと二人でルクレチア城に戻り、失意のまま城の一室で就寝していたオルステッドだったが、目を覚ますと、その傍らには、なんと死んだはずのストレイボウの姿が。
そのまま部屋から退出するストレイボウを追うと…
ストレイボウは、実は魔法で細工し逃げ遅れたように見せかけて、1人で魔王山の奥へと足を進め、オルステッドを出し抜いてアリシア救出を果たしていたのである。
魔王の偽物を倒した後、ストレイボウはアリシアの行方の手がかりを探した結果、部屋にある魔王像の中の隠し通路を発見する。
この時、他に誰も隠し通路に気付いていないことを確認した彼の心の中で、長年オルステッドに対して抱いていた黒い感情が爆発する。
――このままオルステッドと共にアリシアを助ければ、国民が勇者と讃え、アリシアが感謝するのは、オルステッドだろう。共に戦ってきた自分は、またしても彼の引き立て役になってしまう。
そう、思い返せば昔から、オルステッドにはいつも先をこされっぱなしだった。
…どんなに努力をしてもいつも自分の一歩先を行く男を、今なら出し抜ける…
そう考えた彼は、ひっそりと袂を分つ決意をした。
更に彼は、失意の中にあったオルステッドを魔法で騙し、王殺しの濡れ衣を着せるという暴挙に出る。
しかしオルステッドはウラヌスの命がけの魔法によって脱獄し、再び魔王山にやってきた。
頂上で再会したストレイボウは、オルステッドにいつも先を越され続けてきた日陰者としての憎しみをぶつける。
この時の科白「あの世で俺にわび続けろオルステッドーーーーッ!!!!」は有名。
そして今度こそオルステッドを倒し、引き立て役だった過去と決別するために戦いを挑むが、力及ばず敗北。最期まで勝てないまま命を落とした。
余談だが本性を露わにした際にハッシュに対しても侮蔑的な言葉を言っておりハッシュの事も良く思っていなかったと思われる。
そんな彼の魂は他のルクレチア国民の魂と一緒に、最終編のとある場所に幽閉され、そこで「俺の‥‥ せいなのか‥‥ あいつが‥‥ こんなになってしまったのは‥‥」と己の行いを後悔している(※)。
しかし、全ては手遅れだった……どこにもいなかったはずの最凶の魔王を生み出してしまったのだから。
まさに『人間』であり、今もあの世でオルステッドに詫び続けているのだろう。
しかし、その懺悔は決して彼には届かないのである……
※ リメイク版では「……俺の…せいなの“だ”…あいつが…魔王になって…しまったのは…」と、セリフが変更されている。時田氏によれば、SFC版でも「俺のせいなのだ」と断定しているつもりでセリフを書いたが、テキストだけではわかりにくかったので変更したとのこと。
パーティ内にいる間には大抵成長しきらないまま離脱するだろう彼だが、決戦時にはLV16まで成長しており、最強技まで使いこなす。
さらにHPはなんと原始編の巨大恐竜おーでぃーおーよりも高い999。加えてこちらもオルステッド一人で戦うことため相応の難易度はある。
また、パーティ時とは異なり電撃ダメージを吸収する特性があり、その状態でダメージを与えつつ広範囲に電撃フィールドを生成する「アンバーストーム」を多用するほか、中距離までの攻撃に対して強力な反撃をする「ブラックアビス」を張って攻撃を待ち構えている。
※ゲーム内部では「ストレイボウの離脱時のレベルが16未満なら16までレベルアップ」という処理を戦闘開始の暗転中に行っている。通常のレベルアップにおける力速体知のランダム成長も乱数できちんと行うので、ラストバトルでのストレイボウの力速体知は一定範囲でランダムだが、HPだけは999固定。ストレイボウの離脱時レベルが16以上ならステータスはそのままでHPだけ999に変更する。これらのステータスを敵用のストレイボウのデータに上書きしてラストバトルとなるのだが、敵用のストレイボウのデータにだけ電撃フィールド吸収が設定されている。
敵用のストレイボウのデータは中世編冒頭の武闘大会時にも使用されるが、ストレイボウの初期ステータスを上書きして使うため、電撃フィールド吸収が適用されているものの電撃フィールドを展開すること自体ができない。
サイズが1×1のグリッドであるため、ピンポイントの座標に攻撃を当てるには的確に動く必要があるが、インケイジやヘキサフランジといった範囲技にうまく巻き込むことは可能。
また、サイズの小ささを逆手に取って、将棋の桂馬のように縦横斜めのラインから外れた位置をキープすると安全に攻撃できる。
短期決戦を決めるならジャンプショットで一気に大ダメージを狙うのもよい。その場合、心配ならばなおり草を大量に用意してこまめに回復しよう。
なおアンバーストームやブラックアビスはパーティ時でもレベルが高ければ扱えるが、余程意識してレベル上げをしないと覚えないうえ、前者は自分も電撃フィールドに巻き込まれてダメージを受けてしまう。
リメイク版では耐性を持つ属性が増えた他、「ブルーゲイル」などの厄介な状態異常を持つ技も使うため危険度が増している。「ブラックアビス」の反撃属性に鋭属性が追加されたので、オルステッドの使う技のほとんどに対し反撃できるようになってしまったり、オリジナル版ではまず発生しなかった「シルバーファング」での石化も一定確率で発生するようになっている。
ただしHPが505と大きく下がっており、事前の準備次第では回復アイテムなしで勝つことも可能。SFC版と同じ桂馬の位置からの攻撃が通用するし、背面方向に出せる技がないので、行動ゲージを見ながら回り込み続けて叩くことで無傷撃破もできる。
しかし最大の変化は演出の面であり、戦いに入る際、強大な魔力で宙に浮かびながら纏っていた白いオーラが各種オディオと同じく赤黒い瘴気に変化。
その姿は身体も衣服もドス黒く染まり、ギラつく赤い目で獣のような唸り声を上げながらオルステッドに襲いかかる。
「イクゾイクゾイクゾイクゾォォォォ?」「ソラソラソラソラァ!」「ドンナキモチダァ?」「クッソオオオオ!!」「ッ⋯テメエエエエ!」「ジョウダンジャネェゾォォォ!」「ウォオオオオア!」「モウ、オワリカ? ハハハハハハ」「ウソダウソダウソダウソダ!!」
……と、もはや良きライバルだった、沈着冷静な魔導士の面影は微塵もない。
これまでの7体のオディオよりも酷い状態であり、後に魔王と化したオルステッドも同様に変化していることから、中世編の「憎しみ」は他の物語よりもひときわ強いことがうかがえる。
倒した際も、初戦と違って戦闘不能アイコンがないことから、オリジナル版と違って味方時のデータの流用ではないようである。
彼が登場するシナリオ「中世編」は、元々「FF4のセシルとカインの立場が逆だったら」という仮定から生まれたもの。したがって、彼はもしかしたらセシルが辿ったかもしれない道を示した可能性もある。
FF4TAでのセシルの変貌振り、そして暗黒面に落ちた彼の感情は、唯一の兄はもとより、妻や息子をも平気で手にかけるほどの凄まじいもの。あながち、ハズレではないのかもしれない。
時田貴司氏は、ストレイボウの名前や見た目は「ジョジョの奇妙な冒険」のストレイツォと、弓の名称であるストレイボウが由来とXで答えている。
スマートフォン専用RPGOCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者で、2023年3月に本作とのコラボが開始。オルステッド、アリシアと共にオルステラ大陸に武闘大会の最中に何者かに飛ばされたという設定。
原作同様にオルステッドを支えるのだが……(以下、ネタバレのため後述)。
上記の通り、オルステッドへの憎しみと赤い瘴気からか『中世編のオディオはストレイボウなのではないか?』と言う考察が存在する。
また、いつもオルステッドに勝てなかった彼だが、闇堕ちの度合いでさえオルステッドに及ばなかったという笑えない皮肉も。ただ、中世編の顛末からわかる通り、憎しみの連鎖は既に始まっており、言うならば中世編に登場した一部を除いた人間達もまたオディオだったと言えるのかも知れない。『誰しも魔王になり得る』のだから。
また、アリシアはストレイボウに入れ込んで自殺してしまったのだが、当の本人は最後の対決ではオルステッドへの恨み節ばかりでアリシアについては言及していないため「アリシアはオルステッドへの復讐の出汁にされただけで、ストレイボウ自身は彼女のことはこれっぽっちも愛していないのでは?(そして悲しいことにアリシアは見識がなく意志力も弱いのでそれに気づくことができなかった)」という見解もある。
リメイク版では序盤こそ怪しい振る舞いはないものの、魔王山に突入する時は先に中へ入っていくハッシュ、ウラヌス、オルステッドを尻目に、暫く考え込んでから3人の後に続く描写がある。メニュー画面でもひとりだけ考え込む様子が見られることがあるが、魔王を倒す前の時点で何を考えていたのかは彼にしかわからない……
半熟英雄の3作目である「VS3D」のプロローグのボスはオディオだがキャラの性格にはストレイボウのそれも混じる。
また両作とも時田氏が制作しており、「ただのお遊びではないか」とも言われている。
あくまでパロディであるため、ただのボスの1体であり結局は倒されてその後は平和な王国を築かれてしまう。
それでも周年イベントの掛け声を見るにやっぱり扱いは特別なものであった。
ちなみにエイプリルフールでは時田氏はストレイボウの事を「嘘なんて吐かない清廉潔白な男」と言っていたりする。
なお、リメイク版では程嶋しづマが声の担当をするが、彼は過去に中世編を元にした演劇『魔王降臨』でもストレイボウを演じていた事がある(魔王降臨での役名は『シーザ・ストレイボウ』)。また、程嶋氏はDS版以降のセシルの声を担当しており、キャスティングは時田氏直々の任命によるものなので、十中八九、思惑があっての事だろう。なお、前半のパーティーメンバー時のストレイボウは基本的に柔和な口調であり、戦闘時は本当にヒロイックなセリフが飛び出す為、オリジナル版を知る人は驚かれただろう。しかし程嶋氏の演技の真骨頂は、例の対決で炸裂するのである。
オルステッドを陥れた魔王疑惑事件については、SFC版の時点で、事件発生前は見張りの兵士が5人であったのに、事件発生後に駆け込んできた兵士は6人、つまりいつの間にか1人増えていたことから、この兵士の正体がストレイボウではないかという考察があった。
さらに、増えたと思わしき兵士の台詞は「(国王だけでなく)もしや、勇者ハッシュもストレイボウも、みなオルステッドが!(殺したのでは)」というもの。
ただしリメイク版においては、該当の兵士について、程嶋しづマ氏は「自分は演じていません」との事である。
逆恨み、嫉妬(妬み):ストレイボウがオルステッドを裏切った理由は(作中で描写された範囲で考えると)これらになる。
全ての元凶(だいたいこいつのせい):前述の通り、アリシア共々オルステッドを闇堕ち(悪堕ち)させ、魔王オディオに変貌させる原因となったから。
以下、大陸の覇者コラボのネタバレにつき閲覧注意。
コラボシナリオ上での設定ではあるが、中世編ではほとんど語られなかったオルステッドとストレイボウの過去について触れられている。
オルステッドによると、幼馴染だったストレイボウと、ハッシュとウラヌスのような英雄になろうと誓い合い、腕を磨いて互いの修業の成果を競い合ったが実力は五分五分だったという。だがこれはあくまでもオルステッド視点での話であり、ストレイボウは「実力は五分五分」とは思っておらず嫉妬を募らせていたのである。
そして本作でもストレイボウはオルステッドを裏切る。
ただしオリジナルとは異なり、武闘大会決勝戦がオルステッドの勝利という形で決着しようとしていたその瞬間、オルステラ大陸に彼らを召喚した何者か(黒呪炎?)にそそのかされた形となっている。
裏切った後は、その者の力添えにより『オディオ・S』と変貌する(下記のオディオ・O誕生までは「魔王オディオ」表記で誕生後は「魔王オディオ・S」表記になる)。かろうじて人型だが、もはやストレイボウの面影はわずかに残る形にすぎず、上半身は裸で、リメイク版ライブアライブに登場したいなかったはずの魔王の角のようなもの・胸部に謎のコアがあり、魔王に成り果てた異形というような姿である。
さらにオディオ・Sとの闘いの中、オルステッドは憎しみの感情により『オディオ・O』と変貌してしまう。
二人のオディオが対峙したその時、絶望と憎悪がぶつかり合う。ストレイボウとオルステッドは、永遠に殺し合う運命の輪に取り込まれてしまったかに思われた。
だが、…。
なお、裏切りイベントが発生しても、プレイアブルキャラとしてのストレイボウは離脱はしないので、ご安心を。もしパーティにストレイボウを入れていれば、同キャラ対戦も可能。
また、大陸の覇者では同一キャラのジョブ違い(EXジョブ)はレベルや覚醒段階も別なのに元のジョブバージョンと同時に編成出来ない制限があるが、ストレイボウとオディオ・Sは完全に別キャラ扱いとして同時に編成できるようになっている。これはオルステッドとオディオ・Oも同様である。
また、コラボシナリオ終了後は討伐任務のボス、あるいは宿敵の写記にて、敵バージョンとも繰り返し戦う事ができる。
また、2人のオディオは旅人の追憶→追憶の旅人欄から見られるトラベラーメモリーの話が1つしかなくどちらも実際に戦闘があるトラベラーメモリーで、コラボストーリー終盤のオディオ同士の戦いの裏でオディオになる前の自分とオディオになった後の自分が戦うものとなっており、ストレイボウの場合「ただあいつの隣に立ちたかっただけ」と憎しみを振り払い(この時リメイク版でオディオ系列が纏っていた赤いオーラも消える)オディオ・Sに戦いを挑むストーリーになっている。
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