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おーでぃーおー

おーでぃーおー

スクウェア(現スクウェア・エニックス)のゲーム・『ライブアライブ』原始編に登場するボスキャラである。別名オディオザウルス。
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概要

言葉の無かった原始時代に栄えた一部族・クー族は、神に生贄として少女・べるを奉げようとした。その神として崇められたのが、恐竜・おーでぃーおーだった。外見はティラノサウルスに似ており、人間を生贄として喰う肉食竜である。


だが、べるは逃げ出してライバル部族の少年・ポゴとその相棒のゴリに出会って匿われ、部族の若頭であるざきはべるを巡って戦いを繰り広げ、遂にべるを奪還。族長でもある司祭は彼女を柱に括り付けると祈りを捧げ、おーでぃーおーを呼ぶ。そこにポゴとゴリが乱入、原人達を叩きのめしてざきとタイマンで戦っていると、足場が崩れて一同は落下。


錯乱した司祭は、神様を頼るかのように駆け出すが、叫び声と共に返って来たのは彼の骸骨冠……。そこに地響きと共に現れた、人間の十数倍はあろう巨大な影。これこそが神として崇拝されたおーでぃーおーだった。こいつを倒さない限り明日は無いと覚悟したポゴは、べるやゴリを従えて突撃。ざきは一度は迷うが、仲間を喰い殺した仇を倒そうと、かつての敵と共闘すべく雄叫びと共に参戦する。


巨大な外見通りに攻守そろって高く、HPも多い強敵。ムラはあるが多段ヒットする“引き裂き”や麻痺させて突き飛ばす“なぎ倒し”、体低下(防御ダウン)をもたらす“かみくだき”等、爪や牙、尻尾を駆使した肉弾戦に加え、巨体で軽々と飛び上がって遠距離にいる敵を潰す“急降下”を必殺技にするので、回復アイテムは必須。

だが、べるを育てていれば強力な大技“るーるー”を覚える為、手間はかかるが数発でおーでぃーおーの撃破も可能。


もし、隠しボスであるキングマンモーを倒して「コーラのビン」を入手していた場合、これを使用すれば瞬殺できる。オリジナル版では「最終編へアイテムを持ち込むには、主人公に装備させなければならない」制約上、使いにくかったが、リメイク版ではその制限が撤廃され、容赦なく瞬殺される場合も。


原人共と侮っていた人間側の団結の前には、厳しい自然を生きた大恐竜も敵わず、天地を揺るがす地響きと断末魔を発して倒された。


原始編のEDから察するに、おーでぃーおーが縄張りとしていた一帯は、緑が豊かな明らかにクー族やポゴの部族たちの住む土地よりも肥沃な大地であり、和解した二つの部族はこの地で暮らすことにした模様。


尚、オディオ達の中ではあるを除いて、戦闘に突入して初めてその全貌が判明するオディオである。


しかも、明らかにおーでぃーおー側の視点なのも特異である。


最終編では

オルステッドを主人公に選んだ場合、この恐竜を操作してポゴ達相手に戦う。

オリジナル版では能力値こそ高いのだが、原始編がヤリコミ要素の強いシナリオの為、ポゴを育て過ぎた場合は苦戦を強いられる。その場合は、中世編でオルステッドのレベルを徹底的に上げておこう。

回復や能力上昇を持たない為、早期決戦は必須。しかも主人公以外のレベルが固定であるので、ゴリの“ウキッ”(ウンチを投げつけて毒フィールドを作る)で巨大キャラに不利な状況を作られたり、べるの“るーるー”で大ダメージを与えられる可能性がある。ゴリをなぎ倒しで転ばせたり、べるを早く倒そう。ポゴもレベルが高い場合はわざと離れて「ウォ〜ウォ〜」等の弱い技を使わせたりして工夫しよう。援軍のざきはザコなので無視してOK(わざと生かして、ほかのメンバーの行動を潰した方が良い)。

リメイク版では各編の育成状況がオルステッド主人公時の敵味方のステータスに反映されなくなり、原始編で育てすぎた結果苦戦する羽目にはならなくなった。参考までにポゴのLvは10で固定。他の面々はゴリはLv8⇒10、べるはLv7⇒5に修正されている。大きな違いはべるのレベル引き下げで、るーるーの修得レベルに及ばなくなったので彼女の歌でボコボコにされるようなことはなくなった。代わりにざきの性能はかなり上方修正されているため注意。


他の主人公を選んだ場合、原始編ほど苦戦はしないだろうが、能力自体は高い為に油断は禁物。


尚、本能のまま餌を喰らう恐竜でありながら、オルステッドからは憎しみの化身扱いをされている点や、そして原始編が言葉の無いシナリオである為、「生贄を捧げる部族闘争の憎しみ」「人間や哺乳類に覇者の地位を奪われた恐竜の怨念」等の憶測が飛び交っているが、オディオとしての真相は定かではない。

だが、SFC時代の一部の攻略本に記載されたイラストの中には、おーでぃーおーは傷によって隻眼と化しているモノが存在する(後述のイラスト参照。また、リメイク版のグラフィックでは明らかに表皮の色と異なる、縦一文字の赤い筋が見られるようになった)為、シンプルに「自らに傷を負わせた存在に対する復讐心」「負傷し目を失ってしまった自己憎悪」も有り得るかも知れない。


MEGALOMANIA


解析によると、原始編のモンスターは「知」のパラメータが押しなべて非常に低い(キングマンモーすら例外ではない)中で、こいつは中堅程度の知を持つ。本シナリオは世界観や設定が、敵のパラメータや行動パターンにかなり反映されている為、不自然に高い知を持つこの恐竜は、もしかすると「ただの野生恐竜ではないのでは……?」との考察もある他、オルステッドの介入によって彼が持つ憎しみを中心とした、負の感情や知識を受け継いだ可能性も。


また、オルステッドは恐竜が何故滅んだかを知らないと思われる。いずれにせよ本能のまま餌を食らうのは、餌が絶滅した途端に自らの絶滅を招く事態であり、それに気付く頭に無かったと思われる。勝利と敗北だけの話ではないのだ。


余談

一部の攻略本ではオディオサウルスのおーでぃーおー』と記載されており、ティラノサウルスではないようである。


史実の恐竜白亜紀後期の環境変化(巨大隕石衝突等)で滅んでいったとされる。また、人類(原始人類)と大型恐竜は遭遇すらしていない。その為、この原始編は現実の原始時代とは極めて似ていながらも、全く異なった時間を歩んだ世界である点だけはうかがえる。

ただ、ポゴ達が最初に向かう狩場には、この"おーでぃーおー"の姿とよく似た恐竜の白骨が遺っているので、やはりこの世界でも恐竜は絶滅しているとする見方もある。


ちなみにリメイク版のTIPSにて、狩り場の白骨はそこの主で、若い頃の長老に狩られたものだと判明し、原始編の恐竜は原人たちによって狩り尽くされたと考察できる。これにより上述の最終編でのオルステッドの言い分も、あながち間違っていないとも推察できる。

なお、もしも原始人類と恐竜が同じ時代にいたとするならば、知恵(知略)を駆使してくる人間が自分達よりも大きな恐竜に勝つだろうとする見方もある。


また、同じくリメイク版のTIPSによると、べるが生贄に選ばれたのは、クー族は豊穣と安寧を願うべく、おーでぃーおーに価値のあるものを定期的に捧げていたとある。

もしかしたら、おーでぃーおーの決戦場に転がる骨も、クー族にとって価値のある人物達の遺骸だったのかもしれない……。


関連タグ

ライブアライブ 原始編 ポゴ 魔王オディオ


イビルジョー:ある意味似た存在。こっちも捕食本能が半端ない上に、イビルジョーが現れると「その地の生態系が滅ぶ」とまで称されている。


ダンクルオステウスウミサソリ:本能のままに餌を喰らい続けた結果、共食いに陥り絶滅した頂点捕食者繋がり。

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