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壬生姫予の編集履歴2022/06/11 01:22:48 版
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CV:弥生みつき

概要

 1000年前の龍神町に当たる武蔵国榎津郷にタイムスリップし、虎王と離ればなれになって気を失っていたワタルを介抱した美少女。父親の時成は武蔵国榎津郷の白丁であり、母は本編の3年前に病死。琴が得意であり貴族さえも感服させるほどの腕前。

 家柄は農民よりは裕福ではあるが、当時深刻な問題で飢饉に苦しむ村人達に心痛める優しい性格で、同じ心情の父は年貢が納められぬ者を取り立てせず、少しずつ年貢を返したりもしていた。

 土豪である赤銅家から嫁入りを迫られており、父は上述の理由から彼らに弱みを握られ大っぴらに逆らえずにいるが、彼女は大親山で出会った、大龍光帝の息子青輝龍と恋仲になっており、加えて赤銅の強欲な本性を知っているのか好ましく思っておらず内心は嫌う。

 だが、赤銅が建てた大龍塔の建立の儀に半ば無理やり赤銅の息子と婚約させられ、婚約祝いとして貴族から『石蕗』の名前を賜る。

 鬼夜叉の策略により、青輝龍は赤銅の息子に殺され、激怒した大龍光帝に大親山へ天変地異を起こし、青輝龍が龍神の子である事を知り、自責の念から怒りを沈めるべく池に身を投げ犠牲となる。その亡骸は頂上の枝下桜の下に埋葬され、以降見事な桜が咲き誇り、何時しか『面影桜の龍』と呼ばれ、1000年の後に文月未知夜へと転生する。

 僅かながらもワタルと交流を持ち、彼女を救えなかった覆らない事実はワタルの生涯に於いても最も苦い経験のひとつとなる。

 魔界の蛇蝎城での直接対決の際、現生界から拐かされた文月の体を一時的に借り受ける形で彼らの前に現れ、翔龍子から記憶を甦らせた青輝龍と鬼夜叉へ真実を語る。

 鬼夜叉こそ自身と愛を育んでいた青輝龍で、大新山で死した方は天部界で身代わりとなるべく運命の鏡を用いて己を姿を2人に分けた片割れであった。1人に戻れば記憶も共有されるも、身代わりも彼女への愛が抑えられず、運命の日に愛を育む方の片割れを出し抜き、運命の鏡を拝借したまま天部界へと戻らぬ覚悟で行った結果、落命する結果となり。生き残った片割れも、深き悲しみと憎しみに囚われ魔界の者へと堕ちた。

 憎しみを解放した鬼夜叉は片割れと一つに戻り、全てを終わらせ、千年の時を得て漸く結ばれ昇天する。

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