イブリース
いぶりーす
『クルアーン』などに登場するイスラム教の悪魔。
曖昧さ回避
- イスラム教における堕天使、魔王。本項で解説。
- 『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』に登場するキャラクター。→イブリース(なむあみうてな)
概要
キリスト教におけるルシファーに相当する。
その名前は「絶望」を意味するとも、ディアボロスが転訛したものとも言われる。
イスラム教では普通名詞となり悪魔一般のことを指す「シャイターン(サタン)」の頭目である。
アラビア語の定冠詞のついた「アル=シャイターン」は彼の別名である。
通常光から創造されたとされる天使(マラーイカ)出身の堕天使だが、彼の場合炎から創られたとされる。
アラー(唯一神)が土からアーダム(アダム)を創造した際、神は天使たちにアーダムに対し跪拝するように命じるが、彼だけは天使の自分が土から作られた者に跪くのは嫌だと言った為、堕天使となった。
彼はアッラーに対し、人類を誘惑し信仰を試す者になると言ったという。