概要
サンノゼ(英語:San Jose、スペイン語:San José)は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州に属する都市。半導体・コンピュータ関連の産業が集積するシリコンバレーの中心都市で、「シリコンバレーの首都」を名乗る。2020年8月のイギリスの「グローバリゼーションと世界都市研究ネットワーク」(GaWC)ではガンマ+の都市とされ、西部有数の世界都市である。市名はスペイン語で「グアダルーペの聖ヨセフの町」という意味のエル・プエブロ・デ・サン・ホセ・デ・グアダルーペに因む。
歴史
1777年11月にスペイン軍の軍事補給基地として創設され、カリフォルニア州の最初の州都となって発展した。1850年3月に市として成立し、サンディエゴ・ベニシアの2都市と同時期であった。この3都市はカリフォルニア州で最も初期に成立した都市として、現在の州都であるサクラメントに続いた。
市内
1950年3月に就任したアンソニー・ハマン市長の設計により、サンノゼの拡張が実行された。ハマンの在任中に市は1389回も資産を併合し、1969年11月まで同職にあった。101万3240人の人口を擁し、州内ではロサンゼルスに次ぐ。サンフランシスコ湾の南側に位置し、北のサンフランシスコやオークランド・バークレーなどと合わせてシリコンバレーを形成している。
主要産業はITなど先端技術産業で、かつては工場が多かったが、現在は研究所・事務所などデスクワークの比率も高い。
人口の3割以上がアジア系であり、日系人も一定数住んでいて、戦前からジャパンタウンが存在している。
スポーツ
NHLのサンノゼ・シャークスとMLSのサンノゼ・アースクエイクスが本拠地としている。
交通アクセス
カルトレインという鉄道でサンフランシスコと結ばれている。州都のサクラメント・ロサンゼルス・ポートランド・シアトルともアムトラックの列車で結ばれている。
航空ではサンノゼ国際空港で国内外の大都市と往来できる。サンフランシスコ国際空港もカルトレインとBARTを乗り継ぐなどして利用可能である。
市内は路面電車とバスが走っており、その他にも周辺都市とはバスが運行されている。