概要
サンノゼ(英語:San Jose、スペイン語:San José)は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州に属する都市。半導体・コンピュータ関連の産業が集積するシリコンバレーの中心都市で、シリコンバレーの首都を名乗る。市名はスペイン語でグアダルーペの聖ヨセフの町という意味のエル・プエブロ・デ・サン・ホセ・デ・グアダルーペに因む。
歴史
1777年11月にスペイン軍の軍事補給基地として創設され、カリフォルニア州の最初の州都となって発展した。1850年3月に市として成立し、サンディエゴとベニシアの2都市と同じ時期だった。この3都市はカリフォルニア州で最も初期に成立した都市として、現在の州都であるサクラメントに続いた。同年9月にカリフォルニアが正式にアメリカの州となり、この地は一時的に州都となった。
市内
1950年3月に就任したアンソニー・ハマン市長の設計でサンノゼの拡張が実行され、ハマンの在任中に市は1389回も資産を併合して1969年11月まで務めた。101万3240人の人口を擁し、州内ではロサンゼルスに次ぐ。サンフランシスコ湾の南側に位置し、北のサンフランシスコやオークランド・バークレーなどと合わせてシリコンバレーを形成している。
主要産業はITなど先端技術産業で、かつては工場が多かったが、現在は研究所・事務所などデスクワークの比率も高い。人口の3割以上がアジア系であり、日系人も一定数住んでいて、戦前からジャパンタウンが存在している。2020年8月にイギリスの「グローバリゼーションと世界都市研究ネットワーク」(GaWC)ではガンマ+の都市とされ、西部有数の世界都市である。
スポーツ
NHLのサンノゼ・シャークスとMLSのサンノゼ・アースクエイクスが本拠地としている。
交通アクセス
カルトレインという鉄道でサンフランシスコと、サクラメント・ロサンゼルス・ポートランド・シアトルともアムトラックの列車で結ばれている。航空ではサンノゼ国際空港で国内外の大都市と往来でき、サンフランシスコ国際空港もカルトレインとBARTを乗り継ぐなどして利用できる。市内は路面電車とバスが走っており、その他にも周辺都市とはバスが運行されている。
その他
関連項目
アメリカ合衆国