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火の鳥望郷編の編集履歴

2022-06-26 05:42:12 バージョン

火の鳥望郷編

ひのとりぼうきょうへん

手塚治虫の漫画『火の鳥』の第8章。

概要

 一人の女性を中心に移民惑星エデン17の勃興を描いたSF大河ドラマ。

 未完となったCOM版他、単行本での加筆修正、さらに出版社によるバージョン違いがある。


あらすじ

 ジョージとロミ夫婦は騙されて人間が住むには厳しい環境の惑星エデン17を買ってしまう。なんとか地下水を掘り当てるがそのときの事故でジョージは命を落とす。ロミはエデン17で生命を絶やさぬため、産まれた子供と結ばれて血を残す決断をし冷凍睡眠に入る。

 火の鳥の助けもあり、長い時を経て星は繁栄しロミは女王となる。しかしロミの心にはかつて逃れた地球への望郷の念が強くなり──


登場人物

 ロミ─惑星エデン17にひとり残された女性。夫ジョージの死後は息子のカインと、その死後はカインとの息子ロトと子をもうけるが何故か男の子ばかり。時代ごとに彼女の表情は変わっていき、最後は安らかに望郷の念を叶える。


 コムムーピーと人間の混血児。ロミの望郷の旅の供となる。後述のCOM版望郷編のキャラクターがデザインをやや変えて登場となった。


 牧村五郎宇宙編に登場した地球連絡員。それより前の時代であり、火の鳥の呪いもおそらく受けていない(まだ気付いてない?)。ひょんなことからロミ達の旅に加わり地球を目指すが、たどり着いた彼に下された命令は二人の抹殺だった。


 カイン─ジョージの忘れ形見。ロミが冷凍睡眠に入ったためロボットのシバに育てられる。そのシバはロミに壊されるが晩年にはロミを愛し、家族と星の未来の為に身を捧げる。(文字通り)


 セブ─ロミとカインの第七子。大柄で愚鈍。火の鳥が連れてきたムーピーと結ばれ、娘をもうける。


 ムーピーとの混血種─耳はなく目はあるが瞳はなく、頭に生えた触覚が代わりをはたす。また触覚からは光線が出る。

 ムーピーの変身能力はコムの母は使えるが彼女はストーリー上はムーピーそのものと同じように描かれており、混血種なのか不明。コムは最終盤にある姿に変化を果たす。


未完となったCOM版

 こちらはなんと羽衣編の直接的な続編。

 羽衣編ヒロイン、未来人のおとき=時子が帰還した先の物語となっている。彼女の逃れた戦争は実は地球ではなく彼女の父、城之内博士の築いたクローン人間の王国でのことだった。

 雑誌休刊のために中断。その後、上記の望郷編が新たに仕切り直されたため、時子の物語は分からぬままとなった。


COM版登場人物

 時子─羽衣編で産んだ子供とともに帰還したが何故か記憶喪失になっている。

 城之内博士─廃惑星を見事にクローン人間の王国にするも戦争が勃発し国は滅んでしまう。その後はクローン動物と暮らしていた。宇宙編の隊長と名字が同じだが関係は不明。

 オーヴァード─城之内博士の協力者だったが、彼の発明品超空間移動装置を狙い、殺害。さらに時子をものにしようと記憶喪失の彼女を連れさってしまう。演者はスカンク草井(ハゲ気味)。

 コム─羽衣編で産まれた子供だが、雑誌掲載版の設定を引き継いでいるため、前述の通りムーピーとの混血のような見た目になっている。オーヴァードにより棄てられたが生き延びてクローン動物たちと暮らしている。火の鳥も様子を見に行っており、外の世界のことを尋ねられる。そこから「望郷」に繋がったのだろうか。


関連タグ

手塚治虫 火の鳥

ブラック・ジャック─珍しくスターシステムでチョイ役で出演。


発表順: 羽衣編 → 望郷編 → 乱世編

時系列順:生命編 → 望郷編 → 復活編

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