アメインゴースト
あめいんごーすと
スペック
分類 | AMAIM |
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武装 | 左腕クロー、クラッキングケーブル |
概要
無人で稼働し、各勢力問わず奇襲や攻撃を繰り返している所属不明のAMAIM。
何処かの戦闘で欠損したのか、左右非対称の頭部を持つ。
かつて鉄塚ガシンの父親を殺害した機体で、その際の戦闘で本来の右腕を失い、ガシンの父親が搭乗していたAMAIM「ジョーハウンド」の右腕を移植している。
無人機でありMAILeS同様に指揮車両を介さず自律思考型AIにより稼働しているとされているが、過去に応急的に取り付けた右腕が修復されておらず、自爆を思わせる行動を取った後に拘束を解かれると自爆せずに撤退するなど、使い捨ての量産機ではなくワンオフ機であるかのような面をみせている。
4話で初登場、八咫烏のキャンプ地に突如として現れ訓練中だったケンブとジョウガンを襲撃、その中で椎葉アモウと親交を深めていた甲咲リサを殺害する。
ケンブ、ジョウガンと2対1の戦いにもつれ込み、頭部と左腕クローを破壊されると2機めがけて突っ込んでいき拘束、自爆を試みるも八咫烏の砲兵隊の妨害に逢い拘束を振りほどかれる。
そのまま爆発するかと思いきや自爆を中断し姿を消した。
以降はアジア自由貿易協商圏の鍾乳洞に身を潜め自己修復を進め、アメインゴーストMk-Ⅱとなっていたが7話で北米同盟軍の調査により潜伏場所が発覚、ゴーストの破壊ないし鹵獲の命を受けたブラッド・ワット大尉率いるブレイディハウンド小隊が送り込まれる。
両腕など修理そのものはあらかた完了していたが頭部が左右対称のものに新造されており、腕部以外にもいくつか新たな武装が追加されている。
部下のブレイディハウンドを有人操縦・遠隔操縦と切り替えながら自らも専用のカスタム機を操縦し戦うブラッドに対しクラッキングケーブルを駆使し輸送ヘリ「ストークキャリー」をジャックするなどして抵抗していたが、最後はパイロットのロジャーを殺害して倒したブレイディハウンドの遠隔操縦により脚を撃ち抜かれ転倒、ブラッド機により胸部も撃ち抜かれて一時的に沈黙するも、撃墜されず残っていたストークキャリーに掴まりまんまと逃げおおせた。
11話でブレンゾン社からゴーストが隠岐の島でアジア自由貿易協商軍の基地を襲撃しているという情報をリークされたブラッド大尉がAI搭載AMAIM同士で争わせて漁夫の利を得ようと画策し、その情報を八咫烏へ提供、結果12話においてゴーストは隠岐の島に取り残された日本人救出を兼ねた八咫烏の殴り込みを受ける。
弾薬庫に誘導され閉じ込められたうえで爆破されても無傷という異常な頑丈さを見せつけ、続く13話ではジョウガンの左脚とレイキの左腕を破壊と3対1の状況でなおも戦闘を優位に進めていたが、臀部の放熱板という弱点を見破られ、リミッターを解除したケンブの熾烈なインファイトによりサブアームと右腕を破損、左手もレイキの奇襲で破壊されこれらの足止めを受けた隙にジョウガンの銃撃で臀部放熱板も破壊される。
オーバーヒート状態に陥ったゴーストは海へ飛び込んで機体を冷却しようと試みたがケンブに阻まれ、ケンブを巻き込む形で爆散した。
しかしコアモジュールは爆散・水没してなおも生きており、7話で受け取った北米同盟軍の通信信号を利用することでブラッド隊に発見・回収された。そしてそのAIのプラットフォームはガイらILeSのそれと酷似した形状だった…。
15話にてその出自が判明、槙・ミスズ・アネットが代表を務める「トライヴェクタ」において開発された初のI-Les「プロトタイプ・ゼロ」であり、このプロトタイプ・ゼロを制御機構が未完成なのを知りながら提携継続のためにブレンゾン社に貸し出した結果実機試験の際に事故で消息を絶ち、それが再び姿を現したのがゴーストというのが事の真相であった。
つまりこのプロトタイプ・ゼロは同じくI-Lesであるガイ、ケイ、ナユタの兄にあたる自律思考型AIということが明らかになったのである。
更にこれら一連の事故やケンブがやガイが四国で放置されていたのはブレンゾン社のジェルマン・ゴベールが最終的に自律思考型AIの技術を北米同盟軍に売り込もうと仕組んだものであるとミスズは推理していた。
武装・機能
- 左腕クロー
鋭い爪が生えている巨大な腕部兵装。
握り潰す、打ち据える、貫くなど様々な攻撃ができ、攻撃時にはクローの内側が青く発光する。その装甲自体も頑丈で頻繁に盾として用いられる。
7話では自己修復が完了し両腕に装備されている。
- 認証突破機能
他陣営製のAMAIMの腕部や火器など、規格が違ったり使用にアタッチメント認証が必要なパーツなどを接続しても、それらの制約を無視して作動させることができる。
- 自己修復能力
他の機体の部品を流用するなどの手段で、補給や他者の手による整備を必要とせず自己を修復する能力を持っている。
劇中では八咫烏との交戦で損傷した後に人の手を介さずに修復作業が行なわれている描写があったが、完全に失われた部位や追加された武装に使用する資材をどうやって調達・加工したのかについては明らかにされていない。
Mk-Ⅱ以降
- クラッキングケーブル
腕部から片方3本、計6本射出するワイヤー。
先端はAMAIMの装甲も貫けるほど鋭く、拘束やマシンのジャックに利用することも可能。
- サブアーム
背部のモジュールが変形したマニピュレーター。
物々しいメインの腕部と比べるとやや貧弱な見てくれだが、ブレイディハウンドの剣を掴んでへし折れるなど十分すぎるほど強力な握力を持つ。
- ジャミング機能
両肩部から強力な妨害電波を発することができ、少なくとも認識範囲内で誘導弾を放ってもまず当たることは無い。
実は強化前から背部モジュールに持っていた機能だったが劇中披露することは無かった。