CV:佐藤元
概要
本編の主人公。通信制高校に通う16歳。
既に日本が分断統治されて久しい状況下で生まれ育ち、両親は幼少期に他界。
将来就ける職業も限られている状況に漠然とした不満と虚しさを感じつつ日々を生きる無気力な生活する中、唯一の趣味である機械いじりを満たすべく、ネットで知り合ったメカ仲間と共に撃墜されたAMAIMのパーツをあさる日々を送っていた。
また、山奥にある偶然見つけた廃工場を秘密基地とし、そこに残されたパーツを使って作りかけのAMAIMを完成させようとしていたが、ある日、山の中で自立思考AIのガイと知り合い、さらには、オセアニア軍によって濡れ衣を着せられて進駐軍からお尋ね者となってしまう。
しかし、ガイのおかげで完成したAMAIMケンブのパイロットとして窮地を切り抜け、以後そのままガイやケンブと行動を共にする。
当初は、目的もなくただその場に流されて逃亡生活を送っていたが、見ず知らずの自分を温かく迎え入れてくれる日本人質の温かさと、そんな日本人の安寧を踏みにじる外国軍の残忍さを知り、やがてはレジスタンス組織・八咫烏の一員として、日本を奪い返す為の戦いに身を投じる。
当初はどこかオドオドしていて、頼りない雰囲気が強かったが、内心は心優しさと芯の強さの持ち主である。
また、本格的に戦いに身を投じて以降は、逞しさをましていき、ぶっきらぼうな鉄塚ガシンの宥め役や、紫々部シオンとの潤滑油を担うことも増えていった。
関連タグ
ネタバレ注意
隠岐の島の決戦にて、ガシンやシオンと共に再びアメインゴーストと対峙する。
既にブラット・ワット隊との戦いを経て進化を遂げたゴーストに大いに苦しめられ、ジョウガンとレイキに至っては部位破壊される危機的状況に陥るが、彼らの残存エネルギーを注がれたことや、リミッター解除によるケンブのフルパワーファイトによって、手痛いダメージを受けながらもゴーストをオーバーヒート状態に追い込むことに成功する。
しかし、ゴーストは海水で熱を下げるべく海へ直進。
これに対し、ケンブも限界が近いに拘わらずアモウは執念で機体が解け始めるゴーストにしがみつき、冷却を妨げようとする。
ガシンやシオンは必死に叫んで呼び止めようとするが、リサとの出会いを始めとした経験により、もうこれ以上日本人への脅威を野放しにしたくなかったアモウは、それに応えなかった。
ケンブもゴーストの放熱で機体が半壊し始める中、崖の最後の部分で遂にオーバーヒートが限界に到達。
中にアモウとガイが入ったままのケンブを巻き込んで大爆発を起こした。
その後、アモウ及びケンブの通信は完全に途絶。
勿論彼らが帰投することもなかった。
物語の中で、それから8ヶ月の月日が流れることになる。
果たしてアモウの行方は如何に。
何処かで生き延びているのか、それとも…。
更にネタバレ
8ヶ月後、アモウが不在の状態でも日本を取り戻す為に戦うガシン達八咫烏だが、北米軍の新戦力、自立思考型AIを搭載したブレイディフォックスの物量に圧倒され、絶体絶命の危機に瀕してしまう。そんなガシン達の前に現れたのは、ケンブに酷似した新たなMAILeSと、それを駆るアモウの姿だった。
アモウは隠岐ノ島戦の直後、ミスズを代表とする組織「トライヴェクタ」によって救助され、海外に渡っていたのだった。
だがその表情は終始浮かなく、再会したガシンやシオンの言葉にも多くを語らず、遠慮気味に返すだけだった。
馬崎曰く、「最初に会った頃に戻ったようだ」とのこと。
更に戦闘時には据わった目つきで迷いなく敵AMAINを斬り捨てていくどころか、ケンブ斬の長刀でコクピットを串刺しにしパイロットを殺害するという非情な手さえ躊躇なく下している。(殺害する前にコクピットを切り開き一度警告しているとはいえ、いかに悪辣な人物でも恫喝やAMAIMの無力化までに留めていた8ヶ月前のアモウのスタンスからは考え難い変化である。)
果たして8ヶ月の間に、一体彼に何があったのか……。
八咫烏に合流して、八咫烏の新本部の一室にてガシンとシオンにこの8ヶ月の間になにかあったのかを語った。
隠岐ノ島での戦いの後、トライヴェクタの予備の研究施設に万が一に備えて待機してた。研究施設の場所が陸の孤島でミスズが雇ったディアロ率いる民間軍事会社のアレスが配備されていて警備レベルは軍隊レベルの場所なのもあってか少し退屈そうにしてた子供達にアモウは毎日読み聞かせをしたりなど保育士のように子供達と触れ合ってある日、施設が陸の孤島で輸送に頼り切りという盲点をつかれ、敵の襲撃に会い、職員から護身用の銃とプロテクターを渡されて、子供達と逃げてる時、狭い通路を通ってる配管につまづいてしまいそれを見た職員の1人がアモウの元へ行き、シェルターに向かった直後爆撃の余波で配管にぶつかり一瞬目を閉じたアモウだが、目を開けると助けてくれた職員は敵の銃弾を浴び絶命それを見たアモウは気が動転した、スプリンクラーが発動してアモウに銃口を向けてた襲撃者のひとりが気を取られてるとアモウは持ってた拳銃で敵の目に向かって発砲し続けて気が動転していたため、当たり構わず発砲してたが、ディアロが救援に来た事で何とか助かったアモウだが、子供達の方をむくと襲撃前までアモウに向けてた純粋な目から恐怖の目が向けられ凶弾に倒れた職員の人の顔が忘れられずにいた事で、ガシン達に対して上記のような対応をとっていた。また、15話で合流した後食事もそんなに取っておらず、1人距離を取っていたが、川辺で吐き気をしていたことから相当のトラウマになっていたことがうかがえる。
ミスズもアモウがガシン達に話してるのと同時期に宇堂と熊井に何があったのかを話しており、ミスズ曰くアモウから、宇堂と熊井にはそれとなく伝えておいてくれ、作戦に必要だけど言える勇気がないからとのことである。
未だにトラウマに囚われてる日々であったがある日、ガシンの古い友人である末永ユウセイからとある親日家のユーラシア軍の軍人がユーラシアの上層部にも内緒で運営してる日本人保護区が北米軍の襲撃を受けそうとの情報を得て救援に向かったアモウ達一同は日本人保護区に向かい親日家のユーラシア軍人との会合と保護区を見回ってる時、北米軍からの襲撃を受けたのと同時に保護区を管理してる軍人の妻が出産間近で緊急オペに入り、ユーラシア軍と共同戦線を張り、何とか退けたあと、病院に戻り、産まれたての新しい命に触れたアモウは、泣いており、トライヴェクタで起きた事件のトラウマを乗り越えることが出来、1期の頃の純粋さを取り戻した。
新日本連合と北米同盟との戦いの中で、度重なる戦いによる負荷とブレイディ・ファントムに乗るワットとの戦いではゴーストから受けたダメージの影響でガイにノイズのようなものが走り劣勢に追いやられるがガシンとシオンの助言もあって加勢に来たケイとナユタがリソースのほとんどをケンブに回してくれた事で互角に立ち回るも、長時間による戦闘でダメージが蓄積し各部のパーツが悲鳴をあげてる状態にまでなるが、ガイに最後は音声認証での必殺技だろ?と2人で渾身のバルディッシュブレイクをブレイディファントムをぶつけ、戦いには何とか勝利するが、ケイとナユタも長時間による戦闘とガシンとシオンのサポートもしながら、ガシンの援護をしたことによる負荷でシステムが止まりガイは、ブレイディファントムからの攻撃で受けたダメージによる蓄積によって激しく損傷し初期化状態になってしまった。
北陸戦線から一週間後、それぞれが将来に向けて進む中アモウは、以前からガイと約束してた色んなところを見て回るため、新日本の面々に見送られて各地を放浪とする旅に出た。エンディングでは、劇中であった人々達の所に赴いている。
ネタバレ後の関連タグ