ひょっとして→レイナ(グリムノーツ)
概要
cv:上田麗奈
『調律』と呼ばれる、混沌に呑まれた語り部を正す力を持つ少女
人呼んで、『調律の巫女』
人物
正義感が強く毅然とした態度をとるが方向音痴,食いしん坊,非常にポンコツで、情けない様を一行によく呆れられる。
だが『調律』に対する使命については真摯であり、何度も挫けそうな場面に遭遇するが仲間たちの励ましによりその度に立ち上がる。
経歴
出自といったその過去の多くは謎に包まれており、一行の中で最初に出会っていたファム曰く「沈黙の霧」の中に1人でいたところを拾ったとの事。
保護者に当たる人物は顔こそよく覚えていないが、優しい物言いの老年と思われる男性(レイナ自身は「おじいさま」と呼んでいた)で、アリスのファンである理由もその人物がよく『不思議の国のアリス』を読み聞かせてくれたからだと本人は回想している。
また、それ以外の家族と思しき人々に関する記憶は「おじいさま」以上に朧気であり、具体的に思い出すことが出来ない模様。
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以下ネタバレ注意
創造主 ドロテア・フィーマン
まだストーリーテラーも想区も存在しなかった世界でグリム兄弟に民間の寓話を語り聞かせ、「グリム童話」の誕生に貢献した旅籠の女性。
そしてかつて遍く想区を渡り歩いた語り部の旅人たち「グリムノーツ」の一人にして、最も強大な力を宿していた人物。
そんな彼女が旅の経験を元に創り出した『フィーマンの想区』で、血の繋がった子孫としてカオステラーを修正し、彼らに救いのある運命を異なる形で新たな想区へと反映させる『調律』の力を継承してきた「フィーマンの一族」。
その唯一の生き残りが彼女、「レイナ・フィーマン」である。
かつて「グリムノーツ」と共に旅をしながらも彼らと袂を分かった『災厄の魔女』モリガンは、『調律』の力と共に彼らの一族に受け継がれてきた『フィーマンの想区』を創り出した宝『万象大全』を狙い、カオステラーを差し向けた。
モリガンの動きを知った「グリムノーツ」の元リーダー、ヤーコプ,ヴィルヘルムのグリム兄弟は今は亡きドロテアの子達を守ろうと想区に駆け付けたが、時すでに遅く想区は壊滅。
『万象大全』は無事だったものの「フィーマンの一族」はまだ赤子だったレイナを除いて皆殺しにされ、想区の崩壊すら始まっていた。
グリム兄弟は『万象大全』と他幾つかの『災厄の魔女』に対する切り札、そして唯一の生き残りであるレイナを連れて崩れ去る想区を離脱。
『災厄の魔女』の魔の手から逃れるため、兄のヤーコプが『万象大全』を、弟のヴィルヘルムが幼きレイナを引き取り二人は別れた。
その後、創造主としての力を使ったヴィルヘルムによって、レイナは既存の想区へ差し向けられたであろう追っ手を避けるために「疑似的に形作られた白雪姫の想区」の中で、お姫様である『調律の巫女』として育てられた。
この際ヴィルヘルムは力の多くを使い果たしており、空白のホムンクルスの作用による全盛期の青年の姿から年寄りの姿に変わってしまった。
このヴィルヘルムこそ、レイナが「おじいさま」と呼んでいた人物である。
やがて独自に『調律の巫女』の情報にたどり着き、教団の活動の妨げになるとして排除を試みたロキの襲撃を受けた際、ヴィルヘルムは最期の力を使ってレイナを守り、彼女を『調律』の旅へと送り出した。
その時、レイナに遺されたのが『万象大全』と共に一族に伝わっていた、『調律』を行使するための書物『箱庭の王国』と様々なヒーローの魂を宿らせて力とする「導きの栞」であった。
以上の話をモリガンに敗れ、魂のみを『万象大全』に移していたヤーコプからエクスと共に伝えられたレイナは、不確かだった自らの出自を知り安堵すると同時に、生まれた時から定められていたモリガンとの因縁に決着を付けるべく志を新たにするのだった…。
グリムノーツ リページにて
世界を支配しようとした『災厄の魔女』に打ち勝った伝説の英雄として語り継がれているが、『厄災の魔女』を討ったその後の足取りは誰も知らないと伝えられている。