概要
型式番号MSK-008R。
漫画『機動戦士MOONガンダム』に登場。
宇宙世紀0091年時点ではジェガンはまだ配備途上で、それ以前の主力機ジムⅢではスペック不足とのロンド・ベル司令部からの判断で配備された。
アムロ専用機としてディジェが選ばれた理由として、アムロの存在を危険視する連邦内の意見から最新鋭のガンダムタイプの配備が見送られ、その代案としてカラバ時代の乗機であるディジェがピックアップされたという経緯がある(小説版『逆襲のシャア』での、Ζガンダムの配備要望に対するリ・ガズィの配備という逸話がある)。
機体カラーはアムロが第18TFAS所属時に運用していたΖプラスA1型に因み、朱色とグレーのツートンカラーに変更されている。
シャア専用ディジェと同じく宇宙戦に適応した改修が成され、リック・ディアスのバインダーを発展させた背部バインダーや各部スラスターの追加、放熱フィンの材質変更などが行われている。コックピットハッチは頭部から胸部に変更され、空いた頭部スペースにはバルカン用の大型弾倉が設置されている。
武装は従来のディジェと同じ物を使用する他、左肩シールド裏面にはグレネードを4基懸架可能。また、ハイパー・メガ・ランチャーの使用も可能。
バリエーション
リック・ディジェ改
型式番号MSK-008R。
『機動戦士MOONガンダム』に登場。
Gドアーズ戦で片腕を損失し、中破したリック・ディジェを現地改修した機体。
作中当時ではまだ新興の外郭部隊であったロンド・ベルは予算に乏しい上に、本来の補修パーツが不足していることから、既存の機体のパーツを流用している。主にGドアーズで破損した箇所を改修しており、肩部と駆動系の一部をジェダのパーツに換装、更に両肩のシールド付アーマーを損失したことによる防弾・防刃能力の低下を補う為にジムⅢ用のラージシールドを新たに装備している。
機体色も白とダークグレーに変更され、後のνガンダムを思わせるものになった。
リック・ディジェ(ルオ商会仕様)
型式番号MSK-008R。
『機動戦士MOONガンダム』に登場。
カラーリングがダークグレー系に変更されている他、頭部などの外観が元のディジェになっている。