データ
- 全長:150m~200m
概要
第5話「幸福の王子」に登場。
外宇宙から飛来した知的生命体。
宇宙でも幻とされる珍しい怪獣で、その存在は様々な惑星で伝説として語られており、メビウスだけでなくシャプレー星人やメイツ星人もその存在を知っていた。
1~2歳児程度の知能を有している困っている生命体を本能的に救出する善意の存在であり、宇宙で彷徨っていた旅人を母星に送り届けたり、飢えに苦しんでいる星の住人に食べ物を与えたりといった事を行っている。このことから「宇宙の天使」とも評されている。なお当初GUYSは「ギガンティア」というレジストコードを与えていたが、メイツ星人ビオからの情報提供でユーゼアルという本当の名前が発覚した。
外宇宙からオタマジャクシのような姿で突入したが、すぐに「ベムスターの飛行形態にビーコンの突起をつけゴルバゴスの体表で包み、顔はギエロン星獣でエレキングの尻尾を付けた」と例えられる姿に変身し、6年前に遭難した宇宙探査艇ガーベラの生き残りのサエコを発見し、救難艇ごと体内に取り込んで送り届けると同時に死亡した乗組員の通信を送り届けるために飛来。「Saeko´sGood-Bye」と呼ばれる通信を流しながら地球を飛び続け、大気圏に突入した後、オウム返しの要領で「Saeko´sGood-Bye」を送り返すというGUYSの誘導でフェニックスネスト前に着陸した。
だがその細胞は嫌気性であり、酸素に触れただけで崩壊してしまう。それでもユーゼアルは体内でコールドスリープを続けるサエコを守るために体内で酸素を生成する器官を作成し、地球に送り届けたのだった。さらに自身の体を酸素から守るために現在の姿を形成したのだった。
内部にはコアがあり、コア内部には半透明の妖精や人魚のような姿の本体がある。
ユーゼアルには「攻撃を受けるとそれを無効化できるように体質を自在に改変出来る力」と「コアを手にしたものの意思と同調し、融合できる力」といった二つの特性を持っており、それ故にその力を手にした者は宇宙の王になれるとも言われていた。
そのため地球に到着したユーゼアルのコアを偶々地球侵略のために潜入していたシャプレー星人の残党の女性が盗んだため彼女と融合。背中にシャプレー星人の上半身が生えた異形の怪獣シャプレー・ビーストと化した。
だがシャプレー星人と融合したことで酸素による肉体の崩壊が進み、自己崩壊を起こし、コアのみになってしまう。
せめてコアだけでも宇宙に帰そうとしてくれたハルザキ達にある奇跡を見せた。
ちなみに宇宙輸送艦ガーベラの遭難事故は世間では衝突事故(実際は謎の円盤群の襲撃を受けた)として処理されたが、アラン・ビロッツの著書『Saeko's Good-bye ガーベラは宇宙に散った』によって一部の情報が世間に明るみに出ている。