概要
LN-ZGMF-X13Aニクスプロヴィデンスは、プロヴィデンスをもとに「ライブラリアン」によって再設計された改修機。
パイロットはプレア・レヴェリー(カーボンヒューマン/メイン画像下部の人物)である。
武装ほか
武装関連はベース機と同じだが、個人差が出るドラグーンシステムの運用法を見直し、頭部に量子通信アンテナを増設して操作能力を高めている。その際、量子通信を効率よく行うため頭部バルカンの弾倉を撤去した(バルカンそのものは残されている)。
ドラグーンのレイアウトも変更され、背部プラットフォームを右肩に移植し、腰部にあった板型(小)4基を左肩に移動、空いた箇所に新しくプラットフォームを増設し背部プラットフォームにあった円錐形2基を移植。その結果、それらすべてがレジェンド同様固定砲台として使えるようになり、兵装が両肩に移動したため副次的に防御力も強化されている。
半面、プラットフォームが右肩に移動している関係上機体バランスが悪く、機動力を十分に発揮できない機体となってしまった。
なお、右肩のプラットフォームはそれ自体がドラグーンとして使用可能なため、プラットフォームを射出した後にドラグーンを射出して攻撃する、といったトリッキーな戦法も可能。
攻撃方法をドラグーンに絞った結果、複合防盾システムは左肩に装着され、ユーディキウム・ビームライフルはニクス専用のドラグーンストライカーに装備されている。このドラグーンストライカーは二クス本体の推力増強にも貢献しているだけでなく、ストライカー用のコネクタが背部にあることから、各ストライカーに換装することも可能となった。
複合防盾システムは左肩に固定されているため、使用時には取り外して左腕に再装着する必要があるが通常は使用しない。これはドラグーン運用に特化した仕様といえるが後述する理由も関係している。
余談
本体のドラグーン11本+プラットフォーム+ドラグーンストライカーで計13ものドラグーンが使用可能となっているが、それらすべてを稼働させるにはかなりの素質が必要とされる。設定上ビームライフルは他の武装との交換が可能だが劇中では行われていない。
プラットフォームが背部にないにも拘らず、ベース機同様にケーブルが露出しているが、
「本体では戦わないという意思表示」
「機体が持つ歴史的特徴」
という理由で残されており、実際には飾りとなっている。
二クスは「吹雪」を意味するが、プラットフォームの形が雪の結晶に似ているため名付けたとのこと。
立体
ガンプラとして、1/100プロヴィデンスの成型色変え+パーツ追加キットが販売されている。
ただしVS_ASTRAYシリーズの他のガンプラと同じく、1/144スケール(HGガンダムSEED)ではリリースされておらず、また現時点ではHGCEでも未発売。