「それでいいよ。他人が勝手に結論付けた黒の主張を受け入れる。それでも私の心の中で思う色は白のままでいられるから」
プロフィール
概要
高度育成高等学校におけるBクラスの女子生徒。
一之瀬が作り上げた仲の良いのクラスから一歩引いた立ち位置でいるが、自分からはクラスの和を乱すことはしない。彼女のクラスメイトにしては珍しく、内心では団結力の高い他のクラスメイトの言動や態度を鬱陶しく思っている。
人物
基本的に全員が礼儀正しい一之瀬のクラスからは珍しく、テンションが低く、ダウナーな喋り方をする。
クラスの女子会には空気を読んで顔に出すが仮病を使って抜け出したりと、内心では人付き合いが面倒だと考え、徐々にストレスを溜めているタイプ。自分からは積極的に意見や主張をせず、自分の考えを曲げてでも周囲の空気を壊さないように他人の意見に合わせることが多い。
自身に嫌がらせのような態度を取ったり、面倒な絡みをしてくる綾小路に対しては遠慮ない物言いをしたり、結構毒舌な一面を見せている。
2年生編に入ってから低迷しているクラスの在り方に、意外にも疑問を感じている数少ない生徒の1人。
実力
描写が少な過ぎて正確には不明。
OAA評価では学年平均の総合力よりもやや上程度で、クラス内でもリーダーでも参謀でもなく、周囲への影響力も然程ある訳ではない。
ただ、とある事情から綾小路に目をつけられることになる。
動向
初登場は2年生編4.5巻からと比較的遅め。
4.5巻のクルーズ船では、上記の通り仮病を理由に女子会を抜け出しており、後をつけていた綾小路に話しかけられ、彼と接点を持っている。
5巻の満場一致特別試験では最後の課題で反対に投票している。姫野は他の生徒と違って思考停止をして反対をしている訳ではなく、今のクラスメイトたちの選択に対し疑問を抱きつつも反対に入れていた。神崎が必死に賛成に票を集めようと発言した際には、今のクラスでは時間の無駄だと感じている。
6巻の体育祭では櫛田に誘われて、堀北たちと共にバレーのチームを組んでいる。
7巻では文化祭前に綾小路から呼び出しを受け、同じく彼から呼び出しを受けていた神崎と共に、低迷している一之瀬のやり方に疑問を抱きつつも、周囲の同調圧力で彼女には逆らえない状態でいた。本心ではAクラスで卒業したいと考えており、同じく本心を曝け出した神崎との問答を交わし、初めてお互いにとっての理解者となっている。
人間関係
クラスメイト。満場一致試験の際には早く課題が終わって欲しいばかりに厳しい言葉を掛けたが、本心では彼と同様に今の一之瀬の方針に疑問を抱いている。文化祭前には初めてお互いに本音で話し合い、クラスで唯一のお互いにとっての理解者となっている。
クラスメイト。特に嫌っていないが、彼女が無意識に作り出している協調性や空気感には内心では鬱陶しいと感じている。低迷しているクラスの現状や彼女に盲信し、全ての方針を任せきりなクラスメイトたちを見てAクラスを目指す上でのやり方には疑問を抱いている。
一之瀬が好意を寄せていることもあって、周囲からはお人好しと聞いていたが、実際に話してみて「嫌な奴」だと感じている。綾小路からはクラスの流れを変える存在になると思われており、今後の何かしらの計画の為に彼から接触している。いつの間に連絡を取り合う関係になっていたのか、文化祭前には彼から呼び出しを受けている。