もしくは、ギリシャの島、サラミス島のこと。
ここではガンダムシリーズのサラミスについて説明する。
概要
地球連邦軍の宇宙巡洋艦で、主砲6門、各種ミサイルランチャーや対空機銃等を装備し、マゼランとともに宇宙艦隊の中核であった。1年戦争勃発で、MS(モビルスーツ)が投入され、有視界戦闘が中心となると、優位性を失い、次々に撃沈していった(ガンダム冒頭OPでも真っ二つに折れて撃沈するシーンがある)。
ジオン軍の艦艇と比較すると、MS搭載能力が付く前は同クラスの戦闘艦(ムサイ級及びチベ級と思われる)と比較して4割程度の戦力しか持たないとされていた。
連邦軍がようやくMS「GM」を開発すると、その運用艦として再び第一線の戦闘に参加、ソロモン、ア・バオア・クー戦で勝利に貢献している。
劇中での活躍の場面は少ないが、目立ったところでは、ア・バオア・クー戦でグワジン級と激突して相打ちになったり、ア・バオア・クーを脱出するキシリア座乗のザンジバルを撃沈、0083ではシーマ艦隊のムサイを撃沈、またバスク・オムが座乗したサラミスからソーラ・システムを運用して照射したことくらいだろう。それ以外ではやられ役メカの印象が強く、エルメスのビットに蜂の巣にされたり、衛星ミサイルに吹っ飛ばされたり、ビグザムの主砲で一撃で撃沈したのはその象徴である(擁護すれば、ジオンのムサイなども連邦のMSの前には簡単に沈んでいるので、防御力に関しては差がないと思われる。)。
一年戦争中盤以降は各種改造されて運用されており、Zガンダムで登場した前部にMS母艦能力を付加した「サラミス改」、0083で登場した「防空型」(こちらは連装主砲3基に副砲7門さらに対空機銃やミサイルランチャーも増量)などが代表的。前者は宇宙世紀0150年代まで建造された。