母(あたしンち)
あたしんちのはは
概要
CV:渡辺久美子
『あたしンち』の主要人物の1人。名称不明。
髪型はパーマ。体脂肪率は50%。みかんとユズヒコの母。父の妻。通称:お母さん。よく「情熱の赤いバラ」を歌っている。
年齢は43歳くらい。
容姿は半魚人と例えられることがあり、初めて出会った頃の水島さんや番組スペシャルでコラボした野原しんのすけは母を半魚人だと思い込んでいた。
明るく、元気な性格。自称「明るい働き者」。どこか愛嬌がある。
しかし言動、行動共に世間とズレており、一般常識に疎い。おまけに「分かっていない事は特にない」と言えるほど自分を過信しており、それが原因で墓穴を掘ってしまっても反省しないほど自己中心的であり、しばしばみかんと衝突する。
経済的な無駄を嫌っているが、時として節約ではなくただのケチとしか捉えようがない行動もあり、成長期を迎えたために制服のズボン、靴、眼鏡の度が合わなくなってきたユズヒコに対し「どうせすぐぴったりになる」などの理由でデカすぎてサイズが合わない新品を押し付けたり、成長期だからしょうがないという反論に対しても「なんでそんなすぐに成長するのよ!」などと理不尽極まりない発言をした事もあれば、ユズヒコが欲しがっていたダンベルを「重りを買っても意味ない」と一蹴しておきながら、特に必要とされていないものを「面白そうだったから」と購入した事も。
眼鏡の件でとうとうユズヒコには「いい加減にしてくれよっ!」とキレられても結局「ただの反抗期」で済ませてしまった。
最大の特徴として、「人間の食べ物じゃない」と評されるほど料理が下手。基本的に(上記の通り自分を過信している為、)料理本などを信じず自己流にアレンジするのが原因。しかも明らかに他人が食べても微妙な反応をする自らの料理に対し「まあまあね」などと判断する。更に手抜きであり、おかずがちくわや缶詰一個などは珍しくなく、父の給料日前日などは特に悲惨になる。
ただし作ってるプライドは一応あるのかきんぴらごぼうをユズヒコに七味を入れたりする等のアレンジは基本好んでいない。
基本的に「自分が間違っている」とは思わない人物なので、これらのやりとりが日常茶飯事なのだが、回によっては、家族以外の知人の指摘を受けるなどして、自分の間違いを認めざるを得ない事になったり、料理に関しても時に家族から大絶賛されるほどのご馳走を振る舞ったり、料理本通りに作ることもある(つまりレシピ通りに忠実に作りさえすれば上手いのだと思われる)。また滅多に怒らない父が起こったときも態度を改める。
五家宝やバナナ、伊達巻やプリンなどが大好物(また、アニメでは父同様レバーが好きな描写もある)。若い頃に野良犬に追いかけられたことがあるため、犬が苦手。ついでに雨や蛇も苦手。
雨が嫌いなのは文字通りの筋金入りでアニメでは特に強調されており、そのせいでレトルトカレー一人前を4人分に薄める行為や果汁100%のジュースを薄めたりと誤魔化しに走ることがある。
初期は上記の自己中な言動や、怒ると火を吹くなどヒステリックな面が目立っていたが、後期(原作第15巻以降、アニメ第2期)になるにつれ徐々に性格が(体とともに)丸くなっていった。
原作第21巻のおまけでは、ガラケーからスマホに替えている。また、水島さんの勧めでTwitterも始めている。
前述の通りいい加減かつ昔の人間(みかん曰く「原始人」)のため、みかんとケンカすることが多いが、決して不仲ということはなく、似たもの親子という面もあり気が合うこともある。
ユズヒコに甘く(というのも、みかんは幼い頃ユズヒコを泣かせた事(ユズヒコのアイスを盗み食いする等)が多々あったため、みかんには厳しく接し、ユズヒコには優しく接しているという節も窺える)、多少過保護気味。
父とはお見合い結婚だが、夫婦仲は良好でよく旅行やお出掛けをする。
九州の出身で、故郷には両親(みかんとユズヒコの祖父母)、親族に3人の甥っ子がいる。
母の奇天烈な行動がピックアップされる回では家族や周囲を振り回しているが、根は家族思いのお母さんである。劇場版や立花家全体にスポットを当てた回やアニメオリジナルエピソードでは普段の破天荒が嘘のような大活躍を見せている。
本来の主人公であるみかんを差し置いて目立つエピソードが多々あり、アニメではトップクレジット(つまり主演扱い)になっている。
余談
母の声を演じた渡辺氏は当初、みかん役でオーディションを受けていたが母役の声が欲しいと言われてオーディションを受けたら母役で受かった。