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鰐淵シュウの編集履歴

2022-09-25 17:07:55 バージョン

鰐淵シュウ

わにぶちしゅう

鰐淵シュウとは、コミカライズ『勇者王ガオガイガー外伝--エヴォリュダーGUY』の登場人物のひとり。

概要

国際犯罪組織『バイオネット』に所属する『メタルサイボーグ』のプロトタイプ。カリブ海の洋上でGGGの『高速移動母艦ヤサカニ』を、『ハイブリッドヒューマン』の残存兵士を陽動で襲撃。『新型ガオーマシン』と『卯都木命』を奪取した。

命や凱の事を認知しており、決着に拘る。

かつては、バイオネットの下部機関「セクション9」に在籍していたらしく、そこで優秀な成績を残していたらしい。


能力

そのボディは、ワイヤー状のパーツで構成されている。それらを自在に変形させ、展開・収束・硬化させるなどして攻撃手段として用いるのみならず、分離も可能。

刃物状にして切り付けるのみならず、触手のようにして拘束したり、長くのばして目標を刺突するなど、様々な攻撃が可能になっている。

また、他のマシンと融合し、乗っ取る事も可能。ガイがフュージョンしていたガオファーを乗っ取り、自身の制御下に置く事に成功した。以後、乗っ取ったガオファーの力を用い、香港でボルフォッグと対戦し勝利している。

ただし、ファイナルフュージョン時のエネルギーには耐えられない様子(下記参照)。


このボディの能力を用いて、エヴォリューダー・ガイと死闘を繰り広げ、一度は完全にガイを圧倒している。


そのボディの原形は、ゾンダーメタル

かつて出現したゾンダーメタルプラントから、ひそかにゾンダーメタルのサンプルを入手したバイオネット研究班は、その生機融合の力を手に入れるために研究・実験を重ねた。

その実験は全て失敗したものの、得られたデータから、いわば『疑似ゾンダー』としての機能を有するメタルサイボーグ開発の可能性を見出し、バイオネットはそれを実行した。

シュウはその被験者の一人である。


実際の所、(サイボーグ・ガイ、およびルネなども含めた)通常のメタルサイボーグと異なり、被験者にかなりの精神的・肉体的な負担を強いるサイボーグボディらしい。シュウ以外にも被験者は存在していたが、その全ては死亡している。そしてシュウ自身も、寿命を縮めていた。


ゾンダーメタルの生機融合のテクノロジーをモデルにしてはいるが、ゾンダーメタルと同じ特徴(素粒子Z0の散布、GストーンおよびGパワーとの対消滅など)は有してはいない様子。ただし、ガオファイガーへのファイナルフュージョン時には、Gパワーを受け止めきれず、エネルギー負荷のために身体を破損させている。


人物

その正体は凱や命と同じ『カモメ第一高校』の元卒業生で、彼らとは同級生且つ凱のスポーツに関するライバルであった。


凱とは文武両道に至るライバル同士だったが、その実力に於いては常に凱には一歩及ばず、二番手に甘んじていた。

その結果、凱を異常なまでに敵視するようになり、尊厳を賭けて直接決闘を申し込む。しかし凱はその時点で既に、宇宙船『スピリット号』の宇宙飛行士として選抜されていた。

「決闘は、フライトから帰還するまで待ってほしい」という凱の言葉を聞き、それを承諾。しかしその凱は『ギャレオリア彗星』の観測中に出現した『EI-01』との接触事故で死亡。その事をニュースで知り、不戦勝で得た勝利に疑問を抱く。


実際、正々堂々と戦ったうえでの勝利を望む、髙いプライドを有している。そのため、卑怯な真似は出来るだけ避けていた。

『ギムレット』が命を攫った際にも、『宇津木は関係ない』『手を出すな』と言っている(とはいえ、命を人質にしていれば、凱が必ず勝負に応じるという打算もあった様子)。

己の信念のためには、全てを賭ける様な精神力の高さも有する。が、劇中ではそれが『執念』となり、彼をバイオネットへの参加・メタルサイボーグ化の志願という凶行に走らせてしまった。


なお、なぜここまで、『凱に勝利する』という事にこだわったのか、その理由は不明。

高いプライドが『万年二位』を許さなかったとも、凱がアストロノーツに就任したせいとも、そこから命と交際し始めるのが契機とも言われるが、はっきりしていない。

しかし、『凱を乗り越える事が、己の運命を乗り越える事』と思い込んでいたのは事実である。


最後

後に凱が『サイボーグ・ガイ』として蘇り、ゾンダーと戦う勇者となった事を知る。勇者となった凱と対等に渡り合える力を手にするために、既に『バイオネット』の『セクション9』に在籍していたシュウは、『バイオネット』のエージェント『ギムレット』にメールで接触。メタルサイボーグの被験者として志願した。

他の被験者たちが、次々と犠牲になって死亡していった中。シュウはただ一人、執念でサイボーグの肉体を維持し続けて生き残り、凱と互角に渡り合える能力を獲得した。


しかし、そのメタルサイボーグのボディは不完全かつ、稼働時間(寿命)も僅かになってしまっていた。が、運命を乗り越えんと文字通り執念で凱との戦いに挑み、一度は『ファイナルフュージョン』中の『ガオファー』内部・フュージョンルーム内に侵入。エヴォリューダー・ガイを攻撃してガオファーから追い出し、自身が改めてフュージョン。

そのまま、『新型ガオーマシン』とのファイナルフュージョンを行った。

しかし、その制御は困難を極めるばかりか、Gパワーに晒される事で、そのエネルギー負荷で肉体を大きく損傷させる結果になる。


修復後は、『香港』での決戦に一縷の望みに賭け、ガオファーにフュージョンした状態で決戦に挑み、再び新型ガオーマシンとファイナルフュージョン。ガオファーとともに完全に自分の制御下に置こうと目論む。

ギムレットの移動要塞「シャッポー・ド・ノルエール」から命を救出後、アルエットの助けによりガオファー内のフュージョンルームに乗り込んできたガイと再戦。修復後の身体でも、やはりエネルギー負荷には耐えきれず、徐々に崩壊していくのみだった。


だが、ガイ本人から「あの日の決闘の約束」を覚えていた事を知らされ、更には

俺たちは、人間を超越した力を得た

その力を使って、これからも共に戦い、競い合っていけるはずだ。『勇者』として!

という言葉を駆けられる。


だが、時すでに遅く、シュウ自身は悟っていた。このメタルサイボーグのボディの寿命は短く、この戦いが終われば自身の身体は機能停止する、という事に。

この戦いに全てを駆け、自分自身の運命を乗り越える

そう言いかけて、ガイの目前でシュウはそのボディを完全に崩壊させ、果てていった。


その最後を見届けたガイは、改めてガオファーとフュージョン。ファイナルフュージョンを続行し、ガオファイガーへの合体に成功させ、ギムレットの野望を粉砕するのだった。


関連タグ

勇者王ガオガイガー外伝-エヴォリュダーGUY-

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