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アダンの編集履歴

2022-09-28 11:35:16 バージョン

アダン

あだん

亜熱帯から熱帯の海岸近くに自生するタコノキ科タコノキ属の植物の一種。または同名のキャラクター。

曖昧さ回避


植物の「アダン」

タコノキ科タコノキ属の常緑小高木。阿檀

亜熱帯から熱帯の海岸近くに自生する。

成長するにつれ枝から垂れた気根が接地して支柱根となり、ゆるい地盤での風倒を防ぐ。

葉は細長く尖っており、硬く厚く、辺縁部や主脈には鋭いがあり、茎を包むように生えている。葉の繊維で帽子小物などが作られる。

雌雄異株で、雌株には芳香があるパイナップルのような形の集合果が実り、ヤシガニなどが好んで食べる。

江戸時代にはこの植物を題材にした絵画が数点描かれているが、パイナップルと誤解され「鳳梨」(鳳梨はパイナップルの中国名)と誤って記されていることがしばしばである。

沖縄ではアンダンスー(味噌をラードで炒めたもので、金山寺味噌のようなおかず用の味噌)の材料とされるが、可食部が少ないので廃れてしまった。熟していない果実はシュウ酸が大量に含まれているため、それを食用にすると舌が腫れることがある。

新芽はアクを抜いて精進料理に利用される。

果実はタコノキのものに非常によく似ているが、タコノキの集合果の先端がとがるのに対して、アダンの集合果の先端は幾分丸くなる。

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