概要
幽遊白書の登場人物。兄弟共に闇ブローカー(アニメでは妖怪集団)の頭目として、妖怪の中ではかなり有名で強豪である。二人は50年前までは幻海と共に闘った仲間だったが、当時の武術会で優勝した際、妖怪に転生した。どちらも己の肉体そのものを武器にするが、能力はかなり異なる。
戸愚呂(兄)
cv:鈴木勝美
舞台版キャスト:中河内雅貴
戸愚呂兄弟で長髪で背の低いこちらが兄。弟からは「兄者」と呼ばれており、ファンからもこう呼ばれる事が多い。移動時は主に弟の肩に乗っている。
身体を自由自在に変形させる『武態』という能力を持つ。臓器の移動もお手の物。
能力を活かして弟の武器として共に戦う事もあるが、 爪や指を伸ばしたり、硬質化させた鋭い手刀や精巧な擬態を作る、全身から鋭利な針を展開し複数人を纏めて倒すなど、単独でもかなりの強さを発揮する。
彼の強さの真骨頂はその並外れた生命力と再生能力にあり、作中では明確に殺す手段が無いとされている不死身の肉体を持つ。
戸愚呂(弟)
cv:玄田哲章
舞台版キャスト:片山浩憲
戸愚呂兄弟でグラサンをかけた背の高いこちらが弟。アニメ版のクレジットやpixiv内のように、単に戸愚呂と呼ぶ場合は弟の方を指す事が多い。
妖怪としてはB級の上位にランクされている。相手の力量に応じて筋肉の量をコントロールする能力を持つ。80%だと拳から突き出される風圧が、100%では指から弾き出される空気の弾丸(指弾)が武器になる。主に己の五体のみで戦うが、武具に変形した兄を武器にして戦う事もあり、兄弟だけあってかなり息の合ったコンビネーションを披露している。
大抵の相手には30〜45%で戦うが、80%になるとこれまで以上に筋肉が発達し(80%で戦ったのは、戸愚呂チームの3人と幻海と幽助)、放出された妖気を浴びた者は弱者であれば即死に至る。
100%となると「100%の俺は今までの俺とは別の生き物だ」と称する通り、外見が化け物じみた姿になり、生者・死者を問わず、周囲の者の魂を吸収し餌とする(100%になったのは幽助が初めて)。
余談
pixivでは兄弟揃ってのイラストも存在するが、どちらかといえばやはり弟の方が多い。
また、弟は超人的な筋肉という特徴を生かし、他の作品のキャラクターを筋肉質にしているイラストにも「戸愚呂」タグが付けられている。一方で兄の方は背格好が小さいためか、言動などがお子様のように描かれる事も。
ちなみに、弟の方は中の人である玄田哲章氏が歌うキャラクターソングを二曲持っている。……兄者? お察しください。\ナゼダァ!? ナゼオレノキャラソンガネェェッ!!!/
(余談だが、兄者の中の人はキャラソンが存在しないのが勿体ないくらいめちゃくちゃ歌が上手い)
一方でサウンドトラックの『幽遊白書ミュージックバトル』の一つで、CDジャケットに兄弟二人でエレキギターを弾くイラストが掲載されている。\ビンゴォォォッ!!!/ \邪魔だ兄者!/
モンストと幽白のコラボイベントのCMでは椿鬼奴演じる姉が登場、兄は又吉直樹が演じている。
「弟の姉で兄の妹」なのか、「兄弟2人の姉」なのかは不明。後者っぽい口ぶりではあるが。
本編