cv:三宅健太
概要
魔界時代のガッシュ・ベルの親友の魔物。水色の巨大な猛獣の姿をしているが、必要があれば人の姿になれる。
魔界にいたころは、特別変異で巨体として生まれたことが原因で同族から疎まれ、狂暴な荒くれものに育っていたが、崖から落ちて重傷を負ったところをガッシュに助けられ改心し無二の親友になった。
ガッシュの優しさに触れたことで、獰猛そうな外見に反し穏やかで落ち着いた性格となっており、記憶を奪われたガッシュが自分のことを忘れていても気にしていない。
パートナーはまだ臆病な少年のカイル。人間達に重傷を負わせられた自分を助けてくれたことがきっかけで出会った。
穏やかな性格ではあるが戦闘力は非常に高く、術なしでもギガノ級の呪文を素手で弾き返す程。
金色のガッシュ!!2においてはゼリィとワイグの回想で登場。ワイグから魔物の子供たちを守るために体一つで戦いに臨み、命を落としたと語られている。しかしテッドとレインは術の力無しでワイグにダメージを与えられるほどの実力者だったとも語られている。
活躍
王の座に興味がないことと、王を決める戦いにこれ以上カイルを巻き込みたくないという理由で、ガッシュに自分の魔本を燃やしてほしいと手紙を送る。
また、カイルが使用人であるジルに亡くなった両親の遺産を食いつぶされ続けていることを憂い、彼の臆病さを克服するために、自分が変わる切っ掛けとなったガッシュに頼ることも目的の一つだった。
しかし、そこでファウードの封印を解くためにディオガ級の術を使える魔物を探していたパピプリオ・ルーパーのペアとロデュウ・チータのペアと交戦することとなる。
その戦いで、カイルの臆病さを治すにはガッシュに頼るのではなく、自分の力が必要であると感じる。
そして、カイルとガッシュを助けるため凶暴な姿を見せることも辞さずにロデュウと戦闘を行う。術が使えないことや、パピプリオの妨害もあり苦戦するも、勇気を振り絞りレインと共に戦うことを選んだカイルの力もありロデュウを圧倒し、ロデュウ最大術のディオガ・ラギュウルをガルバドス・アボロディオで打ち破り勝利する。
ロデュウを打ち負かした後に、やはり自分は王を決める戦いはあまり興味がなく、カイルばかり気にしてしまうこと、カイルが振り絞った勇気を目の当たりにしたこともあり、当初の予定通りガッシュに魔本を燃やしてもらい魔界へ帰って行った。
クリアとガッシュの戦いではクリアから魔物を守りたいガッシュに金色の魔本を通じ協力した。
王を決める戦いの後は、テッドやチェリッシュ達と共に暮らしているようである。
実力
純粋な戦闘能力と言う意味では、作中でもかなりの上位。
設定や作中の描写から見るに、才能だけで言えばアシュロンと同レベルの実力者。
カイルが戦いに臆病でありすぎる為、ほぼ呪文を封じられた状況にありながらも自分の素の力だけで他の魔物を返り討ちにしており、その実力のほどがうかがえる。
また、その実力故に勝手に呪文も成長してしまっており、呪文の威力も基本的には攻撃に特化し、戦闘になればほぼ一方的に相手を叩き潰せるレベル。
作中での戦闘はロデュウ戦のみ。当初こそロデュウとパピプリオの二組にいいようにやられていたが、これはパートナーであるカイルに気を使いすぎ、カイルを執拗に狙われたことで思うように戦えなかったため。
実際、カイルが呪文を唱え出した途端に、ガッシュ戦で消耗していたとはいえロデュウをほぼ一方的に圧倒し、最大呪文同士の打ち合いでも完全に上回るという強さを見せて完勝した。
呪文
アボロディオ
腕をクロスさせるように振るい、巨大な十字の斬撃を飛ばす術。 威力は非常に高く地面と崖を抉り取る程。
凄まじい破壊力を誇るが、カイルが最初に唱えていたことから、恐らくはこれが彼の初級術だと思われる。
アーガス・アボロド
牙のようなドーム状の檻で対象を囲む防御術。自分以外の周辺にも展開できる。
ガルバドス・アボロディオ
レイン最大の呪文。作中を通しても上位に来るほど高威力の攻撃呪文。
取得した際に試しに放ったレイン自身すら驚く程の威力を誇り、カイルが見たらショックで心臓が止まるのではないか?と危惧するほどであった。レインに似た無数の爪を持つ巨大な魔獣を召喚し相手を切り裂く術で、ディオガ級の呪文すら一方的に上回り、余波で周辺の地形をズタズタに破壊する程の凄まじい威力を誇る。
シン・ガルバドス・アボロディオ
ガッシュを助けたいという気持ちから金色の魔本に登場したシン級のガルバドス・アボロディオ。更に巨大な魔獣を呼び出し相手を攻撃する。
関連タグ
ガッシュ・ベル…親友にして恩人。
アシュロン・エルザドル…竜族の二体の神童と謳われる魔物の子。彼らも大人ですら手の付けられない実力を持つ魔物として知られていた。