概要
前面から見て逆T字型の独特の形状を有する全翼機であり、長く伸びた基部に支えられた2基のレドームも特徴の一つとなっている。
地球重力下での実地運用試験が出来なかったため、バランスを欠いた性能の機体が多かったジオンの航空兵器の中でも、指折りの高い完成度を誇る。
大型の偵察機ながら宙返りなどが可能であり、ある程度のドッグファイトも可能な軽快な機動性を有する他、コア・ファイターのバルカン掃射にも耐えるなど耐久性にも優れる。
また、ザクⅡ1機を牽引したままでも飛行が可能なほどのペイロードを有しており、輸送機や爆撃機、その気になれば限定的なモビルスーツの高速移動手段にも転用が可能となっている。
ただし、本質的には偵察的であるため、武装は自衛程度のバルカン砲及び機関砲のみと貧弱であり、本格的な戦闘に堪えられるほどの代物ではない。
機動戦士ガンダムUCにもジオン残党軍に運用されているものが登場。
Gジェネレーションシリーズでは
EWACシステムを搭載した戦闘機として登場。EWACシステムの範囲は狭いが、チームが効果範囲内にいるならば命中率が向上する。
小型爆弾と機銃の二つしか武装は持たないが、空中にいる時は小型爆弾でMAP間攻撃を仕掛けることが可能で、機銃も射程範囲が4マスまでなら届くので支援機としても活動可能。
立体物
EXモデル1/144シリーズにラインナップ。水上偵察機「シーランス」が同梱する。
アクションフィギュアシリーズ「MIA」シリーズにラインナップ。劇中同様に機銃・レドームが可動する。 レドームは基部がボールジョイント接続のため、好みの角度に調整することができる。