概要
【破壊力―B スピード―B 射程距離―D 持続力―C 精密動作性―C 成長性―D】
本編ではスタンド名が不明だったが、画集『JoJo6251』で判明。元ネタは1960年代のイギリスのロックバンド「クリーム」から。
口の中が暗黒空間につながっており、本体と自分以外の飲み込んだもの全てを粉微塵にする能力を持っている。まるでスプーンで抉り取っているかのように物体を飲み込み、飲み込むときに「ガオン!!」という独特の音がする。
また、本体と自身を口の中に入れる事で姿を完全に消す事が可能。
その際は
- 自身を中心とした球体の暗黒空間を出現させるため無敵状態
- 相手は姿はもちろん気配や匂いも察知できない
- 1.により視覚と聴覚、触覚も完全に遮断されるため、外からの情報が完全に得られなくなる
- 空間を飲み込みながらでないと移動できない
という特徴がある。
本編では3.4.が仇となり、外を確認するために顔を出したところをポルナレフに狙われた。
攻撃は能力の性質上防御が不可能な上に、自身が本体に入っている間は相手の攻撃を受け付けないのに自分は攻撃可能という驚異的な能力から、最も凶悪なスタンドの一つとしてしばしば名が挙げられる。
これでなんで破壊力-Bなんだよとよくツッコまれるが、この評価は能力を抜きにした純粋な格闘能力である。一応、暗黒空間を抜きにしても人間(本体自身)の首を手刀で斬り落とせる程度の腕力は持っている。シルバーチャリオッツの腕にも『この腕がおれを刺した悪い腕かッ!』と何度も手刀を浴びせたが、防御甲冑に包まれたためか切断には至らなかった。
なお、第四部のキャラ・虹村億泰のザ・ハンドは、細かい違いはあるものの「クリーム」に似た能力を有している。
また、ヴァニラ・アイスがクリームの口の中に潜んで行動する際の描写は既に登場したイエローテンパランスと並んで、後に登場する装着型スタンドの原型と言える。
第3部ではケニーGと彼だけタロットカードやエジプト9栄神に関係しない名づけをされたタイプのスタンド使いである。
関連タグ
ザ・ハンド:空間を削り取るという点で似ているスタンド。
ランギルス・ヴォード:対象を空間ごと削り取る魔法の使い手。