概要
概ね以下の通りである
トーナメントにおける「優勝」
決勝戦まで勝ち上がり、決勝戦で勝った者(チーム)を優勝とするもの。予選リーグ戦や敗者復活戦などを行わない場合は、一度も負けなかった唯一のチームとなる
トーナメントの主な例
夏の大会はすべてのチームがトーナメントで参加(県によって優勝するまでの試合数は違ってくる)、優勝したチームは例外なく「一度も負けなかった唯一のチーム」 。春の大会は前年秋の大会の結果で出場校が決まるため、一度負けたチームでも優勝することはある。
8組に分けた予選リーグ戦での上位2チーム、16チームによって行われるトーナメント戦によって優勝を争う。トーナメントなので、引き分け制度はなく同点の場合はPK戦が行われる。なお日本は決勝トーナメントに2度進出しているが、勝った事は無い。
リーグ戦における「優勝」
優勝を決定するルールはそれぞれで
- 勝ち数が一番多い
- 勝率が一番高い(引き分け制度があると単純に勝ち数が多いから勝率も高くはならない)
- それぞれの試合結果によって付く勝ち点が一番多い、
などとなっている。
リーグ戦の主な例
- プロ野球のリーグ「優勝」
144試合で競われる。2004年のパ・リーグのプレーオフ(現クライマックスシリーズ)導入以前は単純にリーグ戦で一位となったチームを優勝としていた(基本的に勝率が高いチーム、2001年だけ勝ち星が多いチームとなった)。一時、プレーオフで勝ち日本シリーズに進出したチームを優勝と決めたため、リーグ戦で三位のチームでも優勝の可能性はあったが、現在ではリーグ戦の一位チームを「優勝」と定めている。この後、セ・パ両リーグの優勝チームで「日本シリーズ」を争い、7番勝負で先に4勝した方を日本シリーズ優勝チーム(日本一)と定めている。
- Jリーグのリーグ「優勝」
トップリーグであるJ1リーグは18チームの総当たりのリーグ戦で行われ、各カードホーム&アウェーの2試合、総34試合で行われる。勝ったチームの3点、引き分けた場合は両方に1点が与えられ、最終的に総合得点の高いチームが優勝となる。概ね下位リーグも同じ方式で、上位リーグの下位チームと下位リーグの上位チームが入れ替えとなる。以前は年間を前後期に分けて2部制で行われ、それぞれで優勝したチーム同士で総合優勝を決める方式となっていたが、現在は年間を通してのリーグ戦となっている。
- 将棋における「優勝」
トップリーグのA級順位戦は定員10人の総当たり戦の9試合で行われ、勝ち星の多かった棋士が最高位である名人に挑戦できる「名人戦」に進出出来る。
その他の優勝
- 大相撲における「優勝」
最高位である幕内では、15日制で力士が試合(取り組み)を行い、一番勝ち星の多い力士が「幕内最高優勝」となる。総当たり戦ではなく、下位の地位力士は横綱などとは基本的にあたらない為、終盤まで全勝でいることが多く(そういった力士は特例で後半大関、横綱戦が組まれることがある)、幕尻で優勝した貴闘力という例も存在する。