講談社とPixivの共同企画・共同開発によって運営されているマンガアプリ。
2018年3月15日プレ稼働開始、同年8月2日より正規のサービス提供を開始した。
作品購読とチケットとコイン(と、エール)
物語作品の購読はチケットとコインによる。
通常、作品はチケットで読めるとされているが、物語の最新話や単行本化されている話は購読がコイン限定となっている作品も多い。
ただし、キャンペーンなどで通常時はコイン購読限定になっている話が期間限定でチケット購読に解放されている場合もある。
コイン
コインは基本的には課金購入。ただしスポンサーの提供するサービスへの登録で得る事もできる。
チケット
チケットは12時間毎(おおむね7時と19時)に4枚づつ配布される「デイリーチケット」が与えられ、それとは別にログイン数や1日の購読話数、指定作品や指定話の購読などの条件(ミッション)を満たす(クリアする)事で「ボーナスチケット」が与えられる。
チケットには有効期限が定められており「デイリーチケット」は次回の配布まで。(なのでデイリーチケットを配布時間を跨いで使うことはできず、貯める事もできない)「ボーナスチケット」も個々に応じた有効期限が定められている。
エール
またログイン毎あるいはミッションクリア毎に与えられるポイントである「エール」が存在。エールはチケットの購入やPalcyが行っている懸賞に使うことができる。
作品の傾向
基本的に少女漫画をメインとしている。
そのため『なかよし』や『少女フレンド(別冊含む)』『デザート』『Kiss』などで連載・掲載された作品が再録されている。
ただし講談社側企画ラインとしてはファンタジー系少女漫画雑誌であった『ARiA』の流れ(同時にこれは『るんるん』から分かれた『なかよし』系の亜流系譜でもある)を汲むコンテンツとなっており、いわゆるユニセックス(男性向け少女漫画/女性向け少年漫画)な作品が掲載されやすい傾向を示している。特に「Palcyオリジナル」(Palcyが初出となる作品)にはその傾向が強い。
そのため『少年マガジン』や『月刊少年ライバル』『月刊少年シリウス』などで連載されていた作品や一迅社作品もラインナップに加わりやすい傾向にある。
またPalcyに初出連載されている作品であっても、Palcyオリジナルではなく他誌扱い(他のウェブコミックサイトや漫画雑誌のPalcy出張枠による連載)になっている作品もあるので要注意。
単行本
Palcyオリジナル作品の単行本は、おおむね講談社から出される。アプリ起動開始当初は「KC【各作品のジャンル対応雑誌名】Palcy」となっていたが、現在はPalcyのブランドが外されて単なる「KC」「KC【対応雑誌】」「KCDX」か、あるいは「KC Palcy」(対応雑誌の設定が無い)の名義で出される方が多い。
また閲覧数などの読者反応や編集の方針の次第では単行本が電子書籍限定になる事もある。(少なくとも講談社の他マンガアプリ作品よりも電子限定単行本化の頻度は高い傾向にある)
が、単行本発売時の広報においては電子書籍限定作品においても特にその事には触れられず、紙書籍作品と同様のフォーマットで案内される。そのためPalcy・Pixivからの単行本案内では、発行が紙書籍(オフライン)か電子書籍(オンライン)限定か区別がつかないので、講談社の単行本情報で改めて確認するなど、注意を要する。
おもな作品(Palcyオリジナル)
※Pixiv百科事典に記事のある作品。またPalcy初出連載であっても他誌扱いになっている作品は除く。
★は小説サイト掲載作品を原作としているもの
関連タグ
コミカライズP_Palcy:2020年に行われたPixiv小説公式企画「コミカライズパーティー」のひとつであり、同企画のPalcy部門。