つまりは今より前の時間のことである。
時間を三つに分けた時の一つである。
そして今これを読んでいる時にも今の時間はどんどん過去へと変容している、といえる。
現実では良くも悪くも過去の経験によって人それぞれのアイデンティティを形成される要因になる。
フィクションでは主要キャラや悪役キャラなど重い過去を抱えている事が多く、主要キャラは過去のトラウマを克服して精神的に成長したり悪役キャラは元々は善人だったのが過去に周りから疎まれて悪堕ちをするきっかけになるなどキャラクターに深みを持たせる大事な要素のひとつになっている。
過去に描いたイラストをアップする際に過去絵などというタグを用いることが多い。
上記のようにフィクションにおいても過去のエピソードが登場する作品は多く、多くの場合は「回想」という形で簡潔に描かれる。場合によっては伏線を回収させるためにわざと過去編を長く作ることも多く、1話まるまる過去の場合は「0話」、おおよそ1クールの場合は「過去編」、別番組(スピンオフや番外編)になるほど長い場合は「前日譚」などとも呼ばれる。