概要
主人公網代慎平の故郷「日都ヶ島」に古くから伝わる謎の存在。人間を殺して成り代わり元の人間と同じ様な振りをしつつ、社会に溶け込んでいる。
影が発光して対象を照らし情報(外見・内部構造・記憶・人格など)を読み取る『スキャン』と、読み取った情報を現実に投影・実体化させる『プリント』というプロセスでコピー、もとい擬態する。
影という呼称通り、成り代わった存在の足元に落ちる影…平面が本体で(そのため、影を踏まれることを嫌う…というか影自体の形状がその部分だけ避けるように変形するほか、僅かな隙間さえあればすり抜けて移動することが可能)、周囲に見せる姿…立体をいくら攻撃しても容易に復元する。そのため倒すには平面を攻撃する必要がある。
また、生物・非生物問わずコピー可能なため、武器をプリントして使用することもできる。
ただし欠点として、コピーした人間を1週間以内に殺さないと泥状になって崩壊するうえ、コピー元の人間が生存かつコピーした影が倒されるとオリジナルには耐性がつき、以後他の影はその人間にコピーできなくなる。さらに別個エネルギーを消費する非生物をコピーした場合はコピー元の物体を破壊しないと使えない(形のみで成立したり動力源とセットとなっている物体なら問題なく使用可能)。
そして影本体に3つ以上刺さるものを打ち込まれるとその場に縫いつけられ移動できなくなる。
物語の中では慎平の従妹である小舟潮が死んだ直後に潮の影であるウシオが慎平の前に現れるが、彼女は自分を本物の潮だと思い込んでいて慎平とともに影と戦う役回りを担っている。また潮が助けた小早川しおりも既に影であるシオリに取って代わられており、潮を殺したばかりか両親も影に取り替えてしまっている。しかしその正体を菱形朱鷺子に見破られ、逃亡するうちにハイネの正体を顕す。
関連タグ
水蛭子…物語に関連する神様。