解説
実際に被害を受けているわけではないのに、自分は被害を受けていると感じる妄想のことである。
現実には相手からは何もされていないのに本人は被害を訴えたりする。
精神疾患および認知症などによって起こる病的なものであり、妄想の内容・妄想のメカニズムには異なるパターンがいくつかある。
なお、病気等で起こるものとは別に
「加害者が被害者を装って相手を悪者に仕立てる」
「相手のささいなミスや言葉尻を過剰にあげつらう」
「実際に何らかの被害を受けている人やその仲間が、被害を誇張して過剰に騒ぎ立てる」
といった振る舞いのことを「被害妄想」と呼んでいる例も見られるが、これらは被害者面を参照。