概要
石川県羽咋市の伝承に伝わる怪火のような形状をした謎の怪物体。「ちゅうはちぼん」との別名を持つ。
伝承によると秋の夜、不気味な光を放ちながら群れて眉丈山の中腹を東から西に移動していたとされているほか、一説には羽坂の六所の宮から一ノ宮の六万坊へと移動していたともいわれている。
また羽咋市の正覚院というお寺に伝わる書物『気多古縁起』の記述によれば、「そうはちぼん」は神通力を用いて自由自在に空中を浮遊する火の玉であるとされている。
余談
名前の本来の意味は仏具の一種である、楽器の「妙八」の事で、怪火の姿がこの楽器の形状に酷似している事からこの名が付いた。
尚、神通力で動いている火の玉とされている事、その形状がUFOにそっくりである事から、一部では「そうはちぼん」の正体は、江戸時代に出現したUFOではないかともいわれている。