概要
2023年度NHK大河ドラマ『どうする家康』第1話最終盤の名セリフである。
永禄3年5月19日(1560年6月19日)、桶狭間の戦いで海道一の弓取りと言われた駿河の太守・今川義元を討ち取り、揚々と引き上げる織田信長。
槍に義元の兜首をぶら下げた信長は
「待ってろよ、竹千代(当時、松平元康後の徳川家康)・・・俺の白兎・・・食ってやろうか‥」
と、不敵な笑みを浮かべながら、槍に括り付けた義元の兜首を放り投げる。
その光景を見たわけでもないのに、
元康は尾張に人質として囚われたときに信長にイジメられた悲惨な記憶がフラッシュバック、
「ケダモノじゃー・・」と怯えるのだった。
余談
本作の家康はとにかくざんねんなキャラクターとして設定付けられたことが窺える。
- 目付役の石川数正に隠れて一人遊びをする→すぐにバレて怒られる
- 外で一人遊びをしていたら瀬名にそれを見られるが二人で遊ぶようになる
- 桶狭間で今川義元が討ち取られたことがわかるとこっそりと逃げ出して本多忠勝に連れ戻される
- その忠勝からはヘタレすぎる家康に呆れたのか本人の前で主君として認めないとまで言われる
と、さんざんなダメ殿ぶりを披露しているが義元は家康に才能の片鱗があることを見抜いていたようだ。
最後の出てきた信長の「俺の白兎」は視聴者に強烈なインパクトを与え、乙女ゲー大河という新境地を開拓することになったのだ