概要
『ヒューマンバグ大学』のシリーズ作品『天羽組の武闘派・小峠華太』に登場するヤクザ。初登場は2021年10月24日付の動画『極道・マシンガンの尾崎が死んだ。絶縁になった男を…小峠が仕留める。』である。
小峠華太が所属している武闘派のヤクザ「天羽組」の幹部の一人。
人物
武闘派揃いの幹部の中では珍しく穏健派であり、頭の回転が早く常に冷静な男。その為か、敵対組織との抗争で天羽組に損失を出す恐れがある場合は待ったをかける事もある。タメ口で呼び合っていた様子から尾崎とは同期であると思われる。また小峠のことを「カブト」と呼んでいたことから彼を可愛がっていた模様。
活躍
河内組と土地の利権を巡る対立で河内組の末端組員によって、尾崎が撃たれて重症を負ってしまう。その報復に行こうとする小峠を『今、河内組と抗争になれば、多くの血が流れる』と止め、河内組と交渉を行う。この件で頭に血が昇った尾崎に知られたら不味いと見越した祖父江は、事前に天羽を説得し、小峠にこの件を尾崎に伝えないように命令をした。
数日後、土地の利権は全て天羽組の手に入り、独断で尾崎を撃った組員は河内組で始末をつけるという示談を成功させ、本人は尾崎が落ち着いてから大金を渡し納得してもらうつもりだった。
しかし、祖父江が説明する前に示談の件が尾崎の舎弟にリークされる形で尾崎にバレてしまった。尾崎に話を通さずに事を進めてしまったばかりに怒りに呑まれて暴走し、祖父江が出世の為に河内組と手を組んで自分を襲撃させたと誤解し疑心暗鬼に駆られてしまう。
舎弟の煽りもあって、堪忍袋の緒が切れた尾崎は病み上がりのまま祖父江の元に向かっていった。
尾崎「祖父江ェ……テメェやってくれたなァ……!」
祖父江「尾崎…お前何を…俺の…俺の話を聞けェ!」
その日の晩、怒りと殺気を全開にした尾崎に静止を求めた祖父江だが、尾崎隆雄という男は狂人。一度銃を握ったら最後、引き金を引くまで離さない。しかもその獲物は尾崎の代名詞とも言えるマシンガン。
尾崎「ドス黒く澱んだァ横須賀の海にィ……」
尾崎「ブンブンブゥゥン!! 鉛が飛ぶゥゥゥッ!!!」
祖父江「グガァァァァァ!!!」
祖父江は数百発を食らって即死、その流れ弾で一般人の女性が巻き込まれてしまい亡くなった。
組の為に尽力を尽くした男は、一つの綻びによる誤解によって蜂の巣にされるという非業な最期を迎えてしまった。
そして組織内での殺人を犯した尾崎は絶縁処分を下されて天羽組……否、極道から追放された挙句に半グレに成り下がり、小峠に射殺される末路をたどった。