概要
1992年にトンキンハウス(東京書籍)からリリース。姫にも負けるような気弱な勇者が世界を救うために冒険すると言う王道的なストーリーであり、キャラも主人公と一部の固定キャラを除いて大半のキャラを使えると言う非常に自由なゲームである。さらに武装もがびょう(メイン画像)やシャボン玉などギャグが利いている。
……が、評価は芳しくない。
なぜかと言うと、戦闘がくどすぎるのだ。
雑魚戦になるたびにシミュレーションゲームが始まり、接近しなければ攻撃できない。
行動パターンは5通りあるが一番ひどいのになると上下左右1マスずつしか動けないと言う有様で、かなり面倒くさい。
しかもエンカウント率が高く、おまけにフィールドでは主人公の能力に敵の能力も比例するためレベルを上げて無双と言うパターンがほとんどできない。それはいい?よくない、何せ加わるキャラは最初ほとんど低レベルなのだから、その味方がしょっちゅう死ぬ。
そしてこのゲームの魔法は購入式で合計8つまでしか持てないが、とにかく状態異常が多すぎる。毒や眠りどころか魅了に石化、食品化などあふれかえっていて、5人パーティと言ってもその対策だけで一人の魔法は埋まってしまう。
1995年には2作目が出たが、このくどい戦闘はあまり改善されなかった上にいわゆるお使いゲーになってしまい、こっちも駄作とされてしまっている。